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農林水産省

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油糧生産実績調査の概要

調査の目的

国民の食生活上欠くことのできない植物油脂の生産状況等を把握し、植物油脂施策の基礎資料とすることを目的としている。

調査の沿革

平成14年に、「油糧生産実績調査」(企業を対象とする昭和22年から毎月実施の承認統計調査)と「製油工場基礎調査」(工場を対象とする昭和26年から毎年実施の承認統計調査。平成12年から2年周期)を統合するとともに、企業を対象とする調査に変更した。

調査の根拠法令

統計法(平成19年法律第53号)第19条第1項に基づく総務大臣の承認を受けて実施した一般統計調査である。

調査の対象

年間原料処理実績が100トン以上でかつ1日当たりの原料処理能力が10トン以上の植物油脂製造工場を有する全ての企業を対象とする。

抽出方法

全数調査である。

調査事項

  1. 調査品目
    国産:大豆、なたね(からしを含む。)、米ぬか、落花生、その他
    輸入:大豆、なたね、からし、米ぬか、綿実、サフラワー、ごま、とうもろこし、落花生、ひまわり、パーム、コプラ、パーム核、あまに、ひまし、その他

  2. 調査事項
    品目別の原料の処理量及び月末在庫、品目別の油脂(原油)の生産量及び月末在庫、品目別の油かすの生産量及び月末在庫

調査の時期

  1. 調査の期日
    毎月末日現在
  2. 調査票の配布・回収
    調査票の配布:毎年1月(1年分を一括して配布)
    調査票の回収:調査月の翌月の10日

調査の方法

農林水産省が委託した民間事業者が調査対象企業にオンライン(電子メール)又は郵送により調査票を配布し、オンライン(電子メール)、郵送又はFAXにより回収する自計調査の方法で実施した。

集計・推計方法

調査対象企業の調査結果の積上げにより集計した。
本調査の集計は、農林水産省大臣官房統計部において行った。

用語の解説

  1. 原料とは、植物油の採取原料となる農作物をいう。
  2. 国産とは、国内で生産した原料、その原料を処理して生産した油脂(原油)又は油かすをいう。
  3. 輸入とは、海外から輸入した原料、その原料を処理して生産した油脂(原油)又は油かすをいう。
  4. 原油とは、原料に含まれる油分を搾油(圧搾や抽出)して得られた粗油(不純物や浮遊物を含んでいる精製前の植物油脂)の状態のものをいう。
  5. 油かすとは、原料に含まれる油分を採取した搾りかすをいう。
  6. 原料処理量とは、当月中に搾油処理した原料の数量(搾油工程の受入数量)をいう。
  7. 原料在庫量とは、当月末日において、工場及び倉庫(営業倉庫、他の製油業者の工場付属倉庫、野積み倉庫等)に保管されている原料の数量をいう。
  8. 油脂(原油)生産量とは、当月中に生産した油脂(原油)の数量をいう。
  9. 油脂(原油)在庫量とは、当月末日において、工場及び倉庫(営業倉庫、他の製油業者の工場付属倉庫等)、タンクターミナル等に保管されている油脂(原油)の数量をいう。
  10. 油かす生産量とは、当月中に生産した油かすの数量をいう。
  11. 油かす在庫量とは、当月末日において、工場及び倉庫(営業倉庫、他の製油業者の工場付属倉庫、ストックポイント等)に保管されている油かすの数量をいう。
  12. 可食油計とは、大豆、なたね、からし、米ぬか、綿実、サフラワー、ごま、とうもろこし、落花生及びひまわりを合計したものである。

調査票

利用上の注意

  1. 統計数値については、表示単位未満を四捨五入しているため、合計値と内訳の計が一致しない場合がある。
  2. 表中に用いた記号は次のとおりである。
    「0」 :単位に満たないもの(0.4t→0t)
    「-」:事実のないもの
    「nc」:計算不能
  3. 数値単位はメートルトンである。
  4. この統計表に掲載された数値を他に掲載する場合は、「油糧生産実績」(農林水産省)による旨を記載してください。
  5. 遅延調査票について
    提出期限後に提出された過月分調査票(遅延調査票)について、毎月の概数値の公表の集計に間に合わない場合は、確定値として公表する際に、集計に含める。

利活用事例

1. 食料需給表を作成する際の基礎データとして利用
2. 大豆・油糧需給見通しを作成する際の基礎データとして利用

Q&A

Q. 「油糧生産実績調査」はどのような調査ですか。
A. 国民の食生活上欠くことのできない植物油脂の生産状況等を把握し、植物油脂施策の基礎資料とすることを目的に、我が国の植物油脂の生産実績を把握するための唯一の調査として統計法(平成19年法律第53号)に基づき実施しているものです。

Q. 油糧生産実績調査の結果はどのように利用されているのですか。
A. 集計した統計データは、植物油脂施策に活用されるだけでなく、食料産業施策等の基礎資料として活用されています。

Q. 調査の結果はいつ頃公表されるのですか。
A. 1月分から12月分までの毎月の調査結果(概数値)は、当該月の翌月末にホームページに掲載します。また、年間の確定した詳細な数値は、翌年3月にホームページに掲載します。なお、公表した数値の正誤情報は、ホームページでお知らせします。

お問合せ先

大臣官房統計部生産流通消費統計課

担当者:普通作物統計班
代表:03-3502-8111(内線3682)
ダイヤルイン:03-3502-5687

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