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農林水産省

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築留二番樋

築留二番樋1 築留二番樋2

 

地域の概要

明治、大正の歴史薫るアーチ型樋門「築留二番樋(つきどめにばんひ)」~大阪府柏原市上市2丁目320番地~

 

築留二番樋は、大和川の水を農業用水路の長瀬川・玉串川に取水するために設けられたものである。かつて長瀬川・玉串川周辺は田んぼや畑が多く広がり、その水は農業用水として周囲を潤していた。現在では、都市化が進み、長瀬川・玉串川周辺の田んぼや畑は少なくなってしまったが、今でも農業用水として、そして地域の貴重な水辺として、多くの人々に親しまれている。

施設の概要

製造年代:明治末期~大正、煉瓦造り、幅約2m、延長約55m、アーチ部最大幅約1.6m

明治末期から大正期にかけて製造された歴史の重みを感じる煉瓦造りの単アーチ型樋門である。煉瓦の積み方は、主にイギリス積みによるが、面壁の下半部は長手積みを採用しており、アーチ断面は馬蹄形となっている。各壁の天端には花崗岩が施され、床面にも花崗岩が敷き詰められている。

施設の利用状況

長瀬川・玉串川は、現在も沿線の農地の貴重な用水として利用されており、大和川からの取水口である築留二番樋は、昔と変わらず大和川からの水を長瀬川・玉串川へと送る大切な役割を果たしている。

地域の保全のための取り組み

築留二番樋は、明治末期から大正期にかけて築造されており、老朽化が進む樋内部は、薬剤注入や補強によって維持保全されている。また長瀬川・玉串川では、地域住民、土地改良区、行政により地域活動が盛んに行われており、長瀬川、築留二番樋に対する理解も深い。

交通アクセス

1)近鉄安堂駅から西方向へ徒歩約10分、築留土地改良区事務所近く

お問合せ先

農村振興局整備部設計課

代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3559-6338