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農林水産省

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震災復興に関する展示を開催しました(令和6年度)

消費者の部屋にて開催した展示の様子をお知らせします

更新日:令和7年4月4日

令和7年3月10日(月曜日)~3月14日(金曜日)に、農林水産省消費者の部屋にて、「東北3県の現在(いま)と、私たちが創る未来~東日本大震災から14年を経て~」をテーマに展示を開催しました。
岩手県、宮城県、福島県の復興の現状及び活力にあふれる農林水産業の取組や魅力ある名産品などについて紹介しました。
5日間で2,200名を超える方々にご来場いただき大変盛況となりました。
展示の模様の一部をご紹介します!


消費者の部屋にて開催した展示



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今年度は3組の方にご講演をいただきました。3月10日は小名浜海星高等学校の生徒さん、11日はマルハニチロ株式会社石巻工場のご担当者様、3月13日には早稲田大学思惟の森の会の皆様にご講演いただきました。

講演会の様子

小名浜海星高等学校は福島県で唯一、水産や海洋科学について学ぶことができる高校です。
バナメイエビの養殖や、廃プラスチックを加工したルアー、長期にわたる海洋実習など日々の学びの成果や今後の展望についてお話しをいただきました。
ご講演いただいたお二人からは、将来、地元の水産や漁業に携わりたいという頼もしいお言葉がありました。


講演の様子

マルハニチロ新石巻工場の松葉課長に、震災当時の状況や復活までの軌跡、加えて災害食についてもお話しいただきました。
震災当時石巻工場は津波で甚大な被害を受けましたが、わずかに残った施設を暫定的に稼働させ、その明かりは被災地の希望の光と言われたこと、工場の新設の際も、地域への恩返しのためにも石巻市内での再建を選んだことなどのお話は会場の皆さんの胸に深く響きました。


講演の様子

早稲田大学思惟の森の会は、岩手県田野畑村で育林活動や地域交流を中心に50年以上継続して行っている学生団体です。
活動のはじまりから、村での育林や農作業からの学び、そして震災当時に、現役生、OB一体となって行った、
「半世紀の恩返し」としての復興支援活動、さらに現在まで継続する産品販売などの取組についてお話しをいただきました。

半世紀以上継続した活動だからこその繋がりや絆を大切にしながら積極的に行動し学んでいる姿は会場に大きな感動を呼びました。



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岩手県、宮城県、福島県の東北3県の震災復興に係る取組や、現地の魅力的な農畜水産物などを紹介するパネルや食品サンプルの展示を行いました。

展示の様子




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缶詰に東北3県のさらなる発展への願いをこめたメッセージや、自分の将来への思い等を詰めてもらう「思い出缶詰づくり」を実施しました。

およそ70名の方に参加をいただき、「東北の美味しい特産物やあたたかい人柄で、以前よりも活気のある街になっていることを願っています!!」など東北への熱い思いや、開封したときの子供たちに向けた言葉など、本当にたくさんのメッセージをいただきました。

ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。


思い出缶詰づくり


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3月10日、ラジオ福島様に今回の展示の様子を伝える生放送を実施していただきました。放送ではまず事前に収録した江藤大臣から福島県の皆様への応援の気持ちを込め、「福島県民の皆様方の力が発揮されて、ここまで再生されるのはすごいなという気持ちを持っている」、「確実に復興への歩みを一人ひとりが主役になって果たされたということを感じる」などのメッセージをお送りしました。その後は、消費者の部屋から展示の様子をレポートしていただき、また、小名浜海星高等学校の皆さんへ思いを伺いました。最後に、安岡消費・安全局長から、展示を継続している趣旨や「福島県民の皆様方が一つ一つ問題解決をして乗り越えてきた結果、今の姿がある」、「さまざまな可能性がある福島の農業を応援していきたい」という福島県の皆様への思いをお伝えしました。


インタビューの様子


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農林水産省の玄関や地下売店では、各県の名産品の販売も行われ、大盛況でした。

販売の様子


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このほか、東北3県の前向きな強い思いで復興に向けて取り組む皆様の姿を収めた動画の放映等も行いました。動画では、職員が、現地の生産者の皆様や、産地の食材を使った飲食店を実際に訪ねてインタビューを行いました。今回は、岩手県のオランダ島サーモン、宮城県の仙台牛、福島県の常磐ものをテーマに作成いたしました。こちらに掲載していますので、ぜひご覧ください。
岩手県、宮城県、福島県からの復興便り:農林水産省


最後になりますが、今回の展示には、現地の生産者の皆様や、東北3県の行政担当者の皆様をはじめとする、大変多くの方々からの御協力をいただきました。
御協力をいただいた皆様、岩手、宮城、福島を応援いただいている皆様やご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。




お問合せ先

消費・安全局食品安全政策課

担当者:情報発信企画・評価班
代表:03-3502-8111(内線4474)
ダイヤルイン:03-3502-5719