かきの養殖(ようしょく)についておしえてください。
こたえ
かきは、6月~9月ごろにかけて産卵(さんらん)をします。卵(たまご)は受精後(じゅせいご)8時間ほどでふ化します。
【採苗(さいびょう)】
ふ化した幼生(ようせい=かきの赤ちゃん)は、約2週間海の中をただよっていますが、その後海中の岩などにくっつきます。養殖ではその性質(せいしつ)を利用して、この時期にホタテ貝の貝殻(かいがら)を海中に入れ、かきの幼生(約0.3ミリ)を付着させます。
【抑制(よくせい)】
最初は波の静かな干潟(ひがた)の棚(たな)に移(うつ)し、かんきょうの変化に慣(な)れさせます。
【筏養殖(いかだようしょく)】
牡蠣のついているホタテ貝の貝殻を外し、新しい針金(はりがね)に1枚ずつ移し替え約40枚(まい)の貝殻をつるし、1つの垂下連(すいかれん)を作ります。できた垂下連は沖合(おきあい)の養殖筏(ようしょくいかだ)に約700本がつるされます。ここで1~2年育てます。
【収穫(しゅうかく)】
かきの収穫が始まるのは10~11月。垂下連は9メートル、かきも大きくなっているので、人の力では引き上げられません。船にクレーンを建て、ウィンチで巻き上げます。
【殻洗浄(からせんじょう)】
収穫されたかきは、殻のまま洗浄機(せんじょうき)で洗(あら)い、泥(どろ)や付着した貝やホヤなどを取り除きます。
【浄化(じょうか)】
殻洗浄が終わると、きれいな海水プールに一日おいて、身の中まできれいに浄化します。
参考
広島県漁業協同組合連合会ホームページ(外部リンク)
https://www.hs-gyoren.jp/make.html
「食材魚貝大百科2貝類魚類」平凡社
令和3年更新

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