パンを作る時に使うイーストの役割(やくわり)についておしえてください。
こたえ
イーストは、自然界に分布(ぶんぷ)する微生物(びせいぶつ)です。
イーストとは酵母(こうぼ)の英訳(えいやく)ですが、一般的にはパン酵母のことをいいます。
イーストを加えた生地(きじ)がふっくらとふくらむのは、生地の中にこねられたイーストが生育するためのエネルギーをえるために、まず生地にふくまれた糖類(とうるい)などを分解(ぶんかい)します。このときに大量の炭酸(たんさん)ガスを発生(はっせい)させるので、生地がふくらみます。
イーストを使って発酵させると、炭酸ガスだけでなくエチルアルコールをはじめとするさまざまな風味成分(ふうみせいぶん)、焼いたときのきれいな色のもとになる成分なども同時に生成されます。
参考
「食材図鑑2」小学館
「パンの小百科 生活の科学シリーズ32」財団法人科学技術教育協会
令和3年更新

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