日本ではなぜ、スギが一番多いのですか。
こたえ
日本では昔から、住まいなど色々なものに木材を使ってきました。
なかでも木材を一番多く使うのは建築用(けんちくよう)で、それは、いまでも変わりません。
住まいに使う木は、屋根などの重さや外から加わる力を支えているのは、主に柱や梁(はり)、桁(けた)などの木組(きぐみ)で、柱は特に大切な役割(やくわり)を受け持っています。
柱にはまっすぐで丈夫(じょうぶ)な木が必要です。
このような木材をとるには、スギ、ヒノキ、カラマツなどの針葉樹(しんようじゅ)の方が適(てき)しています。
針葉樹は、広葉樹(こうようじゅ)に比(くら)べてまっすぐに、太さの割(わり)には背丈(せたけ)が高くスマートに育ちますので、一定面積にたくさんの木を育てることができます。
このため、日本では、北海道以南の人工林には主に、スギがたくさん植えられています。
平成29年3月31日現在(げんざい)の人工林樹種(じゅしゅ)別面積は、スギ44%、ヒノキ25%、カラマツ10%、その他21%となっています。
参考
林野庁ホームページ「森林・林業・木材産業の現状と課題」
https://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/genjo_kadai/index.html
令和3年更新

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