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農林水産省

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水産業における環境にやさしい取組について教えてください。

こたえ


1.藻場(もば)の保全

藻場は多くの水生生物(すいせいせいぶつ)の生活を支え、産卵や稚魚(ちぎょ)の
成育の場を提供する以外にも、海水の浄化に大きな役割を果たしています。

また、二酸化炭素を吸収するブルーカーボン生態系としても注目されており、
これまで様々な地域で取り組んできた、海藻などを生やすコンクリートブロックの設置や
砂の投入、海藻を食べてしまうウニやアイゴなどの魚を減らす対策などを、
広い視点で連携させ、藻場の一層の整備・保全をすることが必要とされています。

2.海洋プラスチックごみ

海に流出したプラスチックごみは、海にすむ鳥や魚が誤って食べてしまったり、
網やロープに絡まって死んでしまったりするなど、環境や生態系(せいたいけい)に
影響(えいきょう)をあたえます。

さらに、紫外線によって古くなって細かくなったマイクロプラスチックは、
表面に有害な化学物質が付く性質があることから、
食物連鎖(しょくもつれんさ)を通して水生生物への影響が心配されています。

このため、使用した漁具を計画的に処理することを推進したり、環境にやさしい素材を
使った漁具の開発を支援したりしています。

また、漁をするときに網に入った海洋ごみを漁師が回収して持ち帰り処分したり、
地域で行う海岸の清掃を行ったりしています。

参考資料

水産庁ホームページ「藻場の働きと現状」
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/tamenteki/kaisetu/moba/moba_genjou/

水産庁ホームページ
「藻場・干潟ビジョン改訂について(概要)」「藻場・干潟ビジョン(第2版)」
https://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/g_thema/sub53.html

水産庁ホームページ「令和4年度水産白書(第1部第3章(5)漁場環境をめぐる動き)」
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/r04_h/trend/1/t1_3_5.html

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お問合せ先

消費・安全局消費者行政・食育課「消費者の部屋」
こども相談電話 03-5512-1115