植物油の種類について教えてください。
回答
植物油は、原料により様々な種類があります。代表的な油の特徴は以下のとおりです。
1.菜種油
国内の需要量と生産量ともにトップで、ほとんど無臭で軽く、
あっさりとした味が特徴で、揚げ物や炒め物など幅広く利用されます。
2.大豆油
独特のうま味とコクがあり、他の植物油とブレンドされて、
サラダ油や天ぷら油として利用されます。
マヨネーズやマーガリンの原料としても利用されます。
3.米油
玄米を精米するときにできる米ぬかを原料としていて、
淡泊でさらっとした味が特徴で、酸化しにくく加熱にも強いため、
揚げ物からドレッシングまで幅広く利用されます。
マヨネーズやスナック食品など業務用に使われることが多いです。
また、日本で消費されている植物油の多くは、
原料又は油の形で海外から輸入されていて、国内原料で生産された植物油は
少ないため、海外の原料価格や植物油価格に影響を受けやすいです。
主要な植物油中、こめ油は、国内原料依存が約7割ですが、
他の植物油では、原料の海外依存が99%以上となっています。
ちなみに、2023年の植物油の原油生産量は約156万トンです。
菜種油(約86万トン)が最も多く、
次いで大豆油(約49万トン)、とうもろこし油(約7.6万トン)です。
国産の原料を主とする米油(約7.3万トン)は4番目に多い油となっています。
参考資料
農林水産省ホームページ広報誌aff(あふ)2011年11月号「特集2食材まるかじり(1)」
(外部リンク)
https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11664489/www.maff.go.jp/j/pr/aff/1111/spe2_01.html
一般社団法人日本植物油協会ホームページ「日本における植物油原料の海外依存度」
(外部リンク)
https://www.oil.or.jp/trends/vol1_7.html
農林水産省ホームページ「油糧生産実績調査」
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/oil/
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