このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

ねぎの代表的品種が3種類あるということですが、どのようなものなのか教えてください。

回答

ネギの品種は500以上あり、群として大別すれば、土を寄せて日光をさえぎり白くした葉鞘部を食べる白ネギ(根深ネギ)の加賀群と千住群、緑の葉を利用する青ネギ(葉ネギ)の九条群の3つになります。

加賀群は、白ネギの一種で、夏に成長し、冬になると地上部が枯れて休眠するため、耐寒性が強く、積雪下の越冬率が高い品種群です。北海道や東北、北陸など寒い地域で多く栽培されています。分げつ(株が何本にも分かれること)が少なく、白い部分が太いのが特徴です。有名な下仁田ネギなどはこの品種群に該当します。

千住群は、夏だけではなく冬にも成長し、関東地方を中心に成立した品種群で、土寄せを行い軟白させ根深ネギ(白ネギ)として用います。 黒柄系、合柄系、その中間の合黒系などがあります。市販されている根深ネギはほとんどがこの千住群の品種です。

九条群は、青ネギ・葉ネギとも呼ばれています。低温・高温に強いため、1年を通して栽培されています。京都が発祥地ですが、現在は西日本でも多く栽培されています。分げつ数が多くて葉が細く、葉鞘(白い部分)は短いが葉身(緑色の部分)は長く、やわらかで辛みが少ない品種です。

参考資料

「食品図鑑」女子栄養大学出版部
「野菜づくり大図鑑」講談社
「ネギの絵本」農文協
(独)農畜産業振興機構ホームページ「野菜ブック」[外部リンク]
https://www.alic.go.jp/y-suishin/yajukyu01_000313.html

回答日

平成28年6月

お問合せ先

消費・安全局消費者行政・食育課「消費者の部屋」
ダイヤルイン:03-3591-6529