マーガリンなどに含まれているトランス脂肪酸の健康への影響について教えてください。
回答
トランス脂肪酸には、
天然に食品中に含まれているものと、油脂を加工精製する工程でできるものがあります。
マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングや、
それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子や揚げ物などに
トランス脂肪酸が含まれているものがあります。
諸外国における研究結果によれば、トランス脂肪酸の過剰摂取は、
冠動脈疾患(心筋梗塞や狭心症など)を増加させる可能性が高いとされています。
ただ、こうした研究結果は、トランス脂肪酸の摂取量が平均的な日本人よりも
相当程度多いケースの結果であり、
平均的な日本人の摂取量では、これらの疾患リスクとの関連は明らかではありません。
トランス脂肪酸は、人に不可欠なものではなく、できるだけ摂取を少なくすることが
望まれますが、脂質自体は重要な栄養素であり、
極端な制限は健康に悪影響を与えるので、バランスの良い食事が大切です。
詳細は参考資料のホームページをご確認ください。
参考資料
農林水産省ホームページ「すぐにわかるトランス脂肪酸」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/
食品安全委員会ホームページ「食品に含まれるトランス脂肪酸評価書に関するQ&A」
(外部リンク)
https://www.fsc.go.jp/osirase/trans_fat.html
令和5年更新
お問合せ先
消費・安全局消費者行政・食育課「消費者の部屋」
ダイヤルイン:03-3591-6529