子どもに箸の持ち方を教えたいので、正しい方法を教えてください。
回答
お箸は調理から盛り付け、食事までこなす、まさに和食を支える存在といわれています。
是非、正しい持ち方を覚えて、ユネスコ無形文化遺産に登録された 和食文化の保護・継承につなげていきましょう。
【正しい箸の持ち方】
1. 上の箸は親指・人差し指・中指の3本の指で軽く持ちます。
2. 親指は、人差し指の爪の横あたりにくるように意識してみましょう。
3. 箸は1cm位、手からはみ出ているのがよい状態です。
4. 下の箸は親指と人さし指の間にはさんで固定します。
5. 薬指の、爪の横にあたるように意識してみましょう。
6. 上側の箸だけを動かすようにしましょう。
7. 箸先は、きちんとそろえて使いましょう。
【自分の手に合った箸の選び方】
持ちやすい箸の長さは、親指と人差し指を直角にして計算した「あた (右図の点線部分)」の長さの1.5倍です。
大人の男性は22.5cmで、女性 は21cmが目安です。
ぴったりのサイズではなくても、プラスマイナス約 2cmの誤差であれば箸づかいに問題はありません。
【嫌い箸(間違った箸の使い方)】
ここで紹介する3つの箸使いは「嫌い箸」といわれ不作法になるため、注意しましょう。
迷い箸→どの料理にしようか迷い、箸を料理の上で動かすこと。「どれがおい しいかな?」と探っているように見えて失礼になる場合があります。
指し箸→食事途中に箸で人や物をさすこと。大変、行儀の悪い行為で、箸で指された人は不快な気持ちになります。
寄せ箸→遠くにある食器を、箸で手元に引き寄せて持ってくること。箸を使っ て皿の箸にひっかけ移動させる行為は、見た目に美しくありません。
参考資料
農林水産省ホームページ「和食文化の保護・継承」
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/index.html
回答日
令和元年11月
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