COP29ジャパン・パビリオン「食料システムのイノベーションを通じた1.5℃目標への貢献:COP30に向けての新たな地平」セミナーの開催
2019年に公表されたIPCC土地関係報告書等にも記載されているとおり、世界の食料安全保障と気候変動は密接な関係にあり、今次COP29においても食料・農業デーが設けられるなど、食料・農業分野による気候変動対策への貢献にはこれまで以上に注目が集まっている。
現在、世界各国で食料・農業分野に関する様々な研究開発・イノベーションが進む中、開発された技術をいかに現場でカスタマイズし、活用するかが次の大きな課題である。
本セミナーでは、我が国がこれまで公表してきた食料・農業分野における具体的な先進事例を取り上げ、同分野による気候変動対策への貢献を議論するとともに、各国における経験を共有し、来年のCOP30 を視野に、食料システムのステークホルダーによる更なる気候行動を促すことを目的とする。
なお、具体的に紹介する事例としては、水田由来メタンの排出削減を両立する間断灌漑技術(AWD)とこれを活用した二国間クレジット(JCM)、少ない窒素肥料で収量を確保できる世界初のBNI強化コムギ、家畜へのアミノ酸バランス改善飼料の給餌による一酸化二窒素の排出削減等を予定し、官民双方での成果とその普及状況の公表を行う。
開催情報
日時:令和6年11月19日(火曜日)17:30-19:00
会場:バクーオリンピックスタジアム(COP29会場)ブルーゾーンジャパン・パビリオン(Zone E, C-5)
視聴リンク(事前登録不要):https://us06web.zoom.us/j/89888579571?pwd=m3vbjDQC70DrMURXbt6jnZ0o1fBF4f.1(外部リンク)
プログラム
オープニング(5分):渡邉農林水産審議官
基調プレゼン(10分):日ASEANみどり協力プラン、見える化等(窪田特別分析官)
プレゼンテーション(各10分)
‐ AWDとJCM方法論(農林水産省国際戦略G田中専門官)
‐ BNI技術について(JIRCAS岸井主任研究員)
‐ アミノ酸バランス飼料について(味の素株式会社サステナビリティ―推進部マネージャー高橋氏)
パネルディスカッション(20分):技術のローカライズと現場普及・現状と課題
モデレーター:アジア開発銀行 木村氏
パネリスト:タイ農業協同組合省Theerawut Chutinanthakun氏
米国農業省William Hohenstein氏
味の素株式会社サステナビリティ―推進部マネージャー高橋氏
農林水産省 農林水産技術会議事務局 猪上国際研究官
クロージング(5分):カンボジア農林水産省副長官(PDF : 442KB)
資料・リンク
環境省ジャパン・パビリオンHP :COP29ジャパンパビリオン - 環境省(外部リンク)
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お問合せ先
大臣官房環境バイオマス政策課地球環境対策室
担当者:大島、渥美、山口
代表:03-3502-8111(内線3292)
ダイヤルイン:03-3502-8056