令和元年度 地域における気候変動適応実践セミナー
農林水産省は、「農林水産省気候変動適応計画」に基づき、気候変動が地域に与える影響の予測と、気候変動に対する適応策の開発・普及等を推進しています。
果樹に関する適応策の実践に関する現状や課題について議論するため、「地域における気候変動適応推進セミナー(果樹編)」を開催しました。
1.開催概要
農林水産業は、気候変動の影響を受けやすい分野ですが、適応策の実践により、気候変動による被害を軽減・回避すると同時に、気温の上昇による栽培地域の拡大、新品目の導入など将来の産地形成やブランド戦略に役立てることができます。
農林漁業者や関係者が気候変動適応策を実践するには、将来の気候条件や適応策の効果に関するデーターの不足などの課題があります。
農林水産省は、「地域における気候変動適応推進委託事業」により、適応策を実践する際の課題やメリットを関係者が共有し議論するセミナーを開催しています。
令和元年度は、地域ごとに特徴があり、長期的な視点が必要となる果樹について、研究や先行事例の紹介、適応策の実践に係る課題やその解決策、国・自治体・事業者の役割等について議論しました。
2.開催日時及び場所
(1)中国四国地域セミナー
日時:令和2年2月25日(火曜日)13時30分~16時45分
場所:TKPガーデンシティ岡山 カンファレンスルーム4I
出席者:約50名
(2)関東地域セミナー
日時:令和2年2月27日(木曜日)13時30分~16時45分
場所:フクラシア東京ステーション 6A
出席者:約50名
(3)九州・沖縄地域セミナー(新型コロナウイルス対策のため、中止しました。)
3.セミナー内容
(1)開会・趣旨説明(農林水産省)
(趣旨説明)気候変動適応の推進について(PDF : 554KB)
(2)基調講演
地域における気候変動適応策の実践に向けて(PDF : 899KB)
東京都市大学 環境学部 教授 馬場 健司
(3)果樹の気候変動適応策の研究成果
(ア)中国四国地域セミナー
果樹の気候変動適応策の研究成果
農研機構 果樹茶業研究部門ブドウ・カキ研究領域 上級研究員 杉浦 裕義
(イ)関東地域セミナー
果樹の気候変動適応策の研究成果(PDF : 1,566KB)
農研機構 果樹茶業研究部門 園地環境ユニット長 杉浦 俊彦
(4)熱帯果樹の栽培・普及に関する展望
熱帯果樹の栽培・普及に関する展望(PDF : 679KB)
JIRCAS熱帯・島嶼研究拠点 主任研究員 緒方 達志
(5)自治体や民間事業者等における適応策の取組事例の紹介
(ア)中国四国地域セミナー
山口県のかんきつにおける気象変動適応策(PDF : 1,362KB)
(イ)関東地域セミナー
温暖化が千葉県内のニホンナシ栽培に及ぼす影響と適応策(PDF : 793KB)
千葉県農林総合研究センター 果樹研究室 上席研究員 戸谷 智明
(ウ)九州沖縄地域セミナー
鹿児島県の果樹における気候変動の影響と適応策(PDF : 523KB)
(6)影響評価のダウンスケールとその活用
影響評価のダウンスケールとその活用(PDF : 929KB)
みずほ情報総研株式会社
(7)パネルディスカッション、グループディスカッション
6.セミナー写真
農林水産省 島田研究総務官挨拶
パネルディスカッション
会場全景
お問合せ先
大臣官房環境バイオマス政策課地球環境対策室
代表:03-3502-8111(内線3289)
ダイヤルイン:03-6744-2473