施設園芸向けUECS対応複合環境制御ロジック開発用ソフトウェア
ポイント
- Windows PC上で動作し、複数のセンサの値を条件判定して制御装置に指令を与えるというデータの流れを視覚的に分かりやすく表示し、編集できる。
- ユーザーのレベルに応じて初心者モードと上級者モードを選択できる。
- ネットワーク上のUECS対応センサや制御装置を自動的に検出できる。
- 実施例ではユーザーの意図通りにCO2発生機が制御できている。
実行画面
(A)センサを示す。(B)条件判定を示す。(C)制御対象を示す。
左側の機器のアイコンをドラッグ&ドロップして右側のロジックフロー欄に配置・結線できます。(B)のアイコンをダブルクリックすると図2の条件判定スクリプト作成画面が表示されます。
条件判定スクリプト作成画面
(D)初心者モード、(E)上級者モード
初心者モードでは選択肢を選ぶだけで条件判定を作成できます。上級者モードではC#に類似のスクリプトでより高度な条件判定を記述できます。初心者モードで作成したスクリプトを上級者モードに変換することもできます(逆変換はできません)。
制御ロジック作成の流れ
注意:スクリプト実行中はPCを常時稼働させる必要があります。
CO2施用の実施例
一日のCO2濃度と気温の推移。朝6時からのCO2施用開始、濃度800ppmの維持、窓の開放を検出しての施用停止、16時30分施用終了の制御を実行しました。
農林水産省のコメント
施設園芸において複合環境制御技術は、全国各地で導入が進んでおり、当該ツールにより各産地の多様な生産体系に合わせた環境制御ロジックが開発され、活用されることが期待される。
【生産局園芸作物課】
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本研究成果は【生物系特定産業技術研究支援センター「革新的技術開発・緊急展開事業」(うち地域戦略プロジェクト)】(「UECSプラットホームで日本型施設園芸が活きるスマート農業の実現」)の⽀援を受けて得られたものである。
問い合わせ先国⽴研究開発法⼈ 農業・⾷品産業技術総合研究機構 |
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お問合せ先
大臣官房政策課技術政策室
担当者:推進班
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ダイヤルイン:03-6744-0408