6次化商品の販路開拓方策「ローカルネット販売」
ポイント
- 地方都市部を中心に展開するスーパーマーケットが開設したネットスーパー(ローカルネットスーパー)と連携し、新たな販路を開拓。
- (1)ローカルネットスーパーとのマッチング、(2)商材(販売するアイテム)等の協議と試作品づくり、(3)最終商品形態と価格の決定、(4)試験販売開始の4ステップ。
- 開発した新商品のインターネットでの試験販売が速やかに可能。
- 新商品の価格が他の類似商品よりも高くなった場合でも、早期に一定の販売点数が見込める。
「ローカルネット販売」の仕組み
まず商品をローカルネットスーパーの WEBサイトに掲載し、その商品をローカルネットスーパーの会員(消費者)が発見・注文する。注文された商品が、6次化事業体からスーパーマーケットに搬送され、スーパーマーケットの職員が消費者まで宅配。
ローカルネットスーパーの特徴
注:スーパーは、スーパーマーケットの略である。
地方スーパーは流通面において地域内(地場産)の農産物を扱いやすいため、店舗への来店者は地場産への意識が高いことが想定される。このことから、ローカルネットスーパーの会員に対しても、地産地消への意識が高いことを期待できる。
「ローカルネット販売」の事例(WEBサイトの一部)
店舗が特定される固有名詞には、モザイクをかけている。
この事例では2018年10月の一か月において、食パンは43個、丸型パンは21個の販売実績がある。ローカルネット販売の実施前は、中山間地の店舗やイベントでの月単位の販売個数は食パンが概ね100~150個、土日やイベント限定で販売している丸型パンは概ね 20~50個である。
「ローカルネット販売」の手引き
農研機構のホームページからダウンロードできる。
農林水産省のコメント
6次産業化事業体の多くは販路の開拓について課題を抱えており、本方策は課題解決の一つの手段となることが期待される。
【食料産業局産業連携課】
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本研究成果は【生物系特定産業技術研究支援センター「革新的技術開発・緊急展開事業」(うち地域戦略プロジェクト)】(「売れる麦を核とする中山間水田輪作体系における収益力強化と省力化の実証」)の⽀援を受けて得られたものである。
問い合わせ先国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 |
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お問合せ先
大臣官房政策課技術政策室
担当者:推進班
代表:03-3502-8111(内線3127)
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