多収で病虫害抵抗性のでん粉原料用カンショ「こないしん」
ポイント
- でん粉原料用主力品種「シロユタカ」よりも多収で、でん粉収量も多い。
- でん粉の白度は「シロユタカ」並みに高い。
- 「シロユタカ」よりも基腐病とつる割病に強く、センチュウにも強い。
上いも収量とでん粉歩留
九州沖縄農業研究センター都城研究拠点、2014~2018年の平均。
上いも収量は50g以上のいも収量。グラフ上のバーは標準誤差を示す 。
上いも収量は、マルチ栽培・無マルチ栽培ともに「シロユタカ」よりも優れます。でん粉歩留は「シロユタカ」並~やや高い値を示します。
農林水産省のコメント
近年、高齢化の進行やサツマイモ基腐病による被害等による単収の減少によりでん粉原料用かんしょの生産量が減少している中、多収で耐病性に優れる本品種の導入は重要。でん粉原料用かんしょの主産地である鹿児島県では奨励品種に採用されており普及が期待される。 なお、栽培上の留意事項とセットで普及推進を図ることが求められる。
【政策統括官付地域作物課】
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本研究成果の一部はイノベーション創出強化研究推進事業「高品質・多収なでん粉原料用カンショ品種の開発」及び「産地崩壊の危機を回避するためのかんしょ病害防除技術の開発」の支援を受けて得られたものである。
成果に関するお問い合わせ先国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 |
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