温暖なリンゴ産地でも着色の良いリンゴ新品種「紅みのり」、「錦秋」
ポイント
- 両品種とも温暖なリンゴ産地でも着色が優れる。
- 「紅みのり」は早生の「つがる」より2週間早く収穫でき、貯蔵性に優れる。
- 「錦秋」は「ジョナゴールド」よりも3週間早く収穫でき、食味に優れる。
- 両品種とも斑点落葉病に抵抗性である。
「紅みのり」の果実特性
注1)農研機構果樹茶業研究部門(盛岡市)における2014~2016年の平均値
注2)日持ち性は20℃下での品質保持日数
果実の大きさは「つがる」と同程度で、甘酸適和で食味は良好である。果実の日持ちは約2週間で、「つがる」より長い。
農林水産省のコメント
果樹は永年性作物であり、温暖化等の気候変動への対応が難しい品目であることから、それに対応した対策を講じることは非常に重要である。さらに、食の外部化や簡便化志向等に伴う消費者ニーズの多様化・高度化に対応した果実や果実加工品の供給を拡大してくことも非常に重要である。本品種は、温暖化に伴う高温の影響への対応が可能であるほか、消費者ニーズにも対応する品種であることから、普及の可能性は高いものと期待される。
【生産局園芸作物課】
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本研究成果は、農林水産省委託プロジェクト研究「温暖化の進行に適応する品種・育種素材の開発」の支援を受けて得られたものである。
成果に関するお問い合わせ先国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 |
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