農林水産省では、みなさんがおいしくて安全なごはんを食べつづけることができるように、様々なお仕事をしています。
農場での安全管理
お米や野菜などの農作物を虫や雑草などから守り、これからも必要な量を作り続けるためには、農薬や肥料が必要です。また、牛や豚などの家畜を健康に育てたり病気を治したりするためには、安全なエサや動物用のお薬が必要です。農林水産省では、食べ物を作るために必要な、農薬・肥料、家畜のエサ・お薬の正しい使い方を定め、食べ物の安全を守っています。
正確な情報提供
お店に並ぶ食べ物には、作られた場所や賞味期限など様々な情報が表示されています。これらの表示は、みなさんが食べ物を買うとき、その内容を理解し、選び、安全に食べる上で必要な情報です。このため、食べ物の表示は常に正しくなければなりません。農林水産省では、お店に並ぶ食べ物に正しい表示がなされているかを監視、指導しています。
病気や害虫から日本の農業・畜産業を守る
私たちの食卓は、農家さんが育てた米、野菜、肉などによって支えられています。しかし、農作物や畜産物の生産に大きな被害をもたらす病気や害虫が農場で発生すると、食べ物を安定的に生産できなくなるおそれがあります。
そこで、特に日本にはいない植物の病気や害虫、家畜の病気が海外から持ち込まれないようにするために、全国の港や空港にある植物防疫所と動物検疫所で植物や畜産物の検査をしています。また、農場などで病気や害虫が発生した場合は、被害が大きくならないようにするために、農家さんへの指導や情報提供を行い、必要に応じて農薬の散布や消毒などを行います。
国民のみなさんへの情報発信や意見交換
みなさんが安全で健やかな食生活を送ることができるよう、おうちで料理をする時やごはんを食べる時などに気を付けたいポイントなど、食べ物の安全に関する情報を動画やウェブページなどで分かりやすく発信しています。消費者のみなさんをはじめ、農家さんや食品会社の方などと、食の安全などについて話し合う意見交換会も開いています。
農林水産省はこれからも、みなさん一人一人がおいしくて安全なご飯を食べることが出来るような仕組みづくりに、全力で取り組みます。