日本の農林水産物・食品の輸出額は毎年増え続けけています。2013年には5千億円でしたが、2021年に初めて1兆円を超えました。また、2025年に2兆円、2030年に5兆円の輸出額を目標にしています。海外で日本食の人気が高まっており、日本食レストランも世界に広がっています。世界では人口が増加し、経済が発展していてより多くの食べ物が必要と言われています。
農林水産省では日本食が好きな人を増やし、日本の農林水産物や食品の輸出を増やすための取り組みをしています。
輸出で頑張る生産者の支援
日本の各地で、世界で人気を得えている様々な食べ物が作られています。農林水産省は、世界にチャレンジする生産者を手助けしています。例えば、東北地方のある産地では、東アジアや北米の現地消費者のニーズに沿ったりんごの生産・輸出拡大に取り組んでいます。東アジアでは、日本のりんごが贈り物として人気です。
国内外での情報発信
農林水産省は、日本の食べ物や食文化を世界に紹介するための様々な取り組みをしています。
世界から食べ物が集まる食品見本市には、スーパーマーケットやレストランに食品を販売する「バイヤー」が集まります。日本のおいしい食べ物を世界のバイヤーに紹介し、たくさん買ってもらうことで、輸出を増やせるよう取り組んでいます。
海外のレストランでもっと美味しい日本食を食べてもらえるよう、海外の料理人を育てています。例えば、世界で人気の寿司の調理技術などを競う「ワールド寿司カップ」を開催して、世界一の外国人寿司職人を決めています。
輸出に取り組む事業者を海外現地でもサポート
主な輸出先である米国や東南アジア、欧州などの国や地域で、事業者のみなさんが日本の農林水産物・食品を買ってくれる人やお店を広げていけるように、日本政府として、現地で日本の食品の魅力をアピールしながら売り込みを進めるお手伝いをしています。