砂糖はどうやって作られているの?~収穫&工場見学~

砂糖は、いろんな作り方があって、北海道では、「てんさい」という野菜から作られているんだって!収穫の様子や工場を見学して、砂糖がどうやって作られているのかを学ぼう!
砂糖の原料になるてんさいって、なに?

砂糖って、さとうきびからつくられているんじゃないの?
よく知っているね!砂糖はさとうきびからもつくられているんだけど、実は、てんさいから作られる量の方が多いんだよ~。
2020年10月からの1年間の砂糖生産量は、てんさいからが約63.0万トン、鹿児島と沖縄でのさとうきびからが約14.2万トンなんだよ。さとうきびの約4.4倍だね!


てんさいの写真(提供:農畜産業振興機構)


わぁ! かぶみたい!
てんさいは、サトウダイコンともいわれることがあるけど、大根とは形が似ているだけで、ほうれん草や、フダンソウの仲間なんだ。
根の部分に糖がたくさん含まれるのが特徴だよ。
寒いところが好きな植物で、日本では北海道だけで生産されているよ。

てんさいの収穫ってどうやるの?

てんさいを収穫するテラドス

わぁ! 大きな 機械だね!
これはてんさいを収穫する、大型収穫機テラドスだよ。6列同時に収穫できるよ。テラドスは北海道に数台しかない、特殊なものなんだ!
1日に8ha収穫できるんだって!
じゃあ、てんさいが収穫されているところを動画でみてみよう!


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積み上げられたてんさいの写真

すごい量! これから砂糖がとれるの?
そう、根の部分を細かく切って、お湯で糖分を抽出して、その汁を濃縮していくよ。さとうきびは茎から砂糖がとれるから、そこも違うね。てんさい1個(約1キログラム)から、160グラムの砂糖がとれるんだ。
てんさいが砂糖になるところをみていこう!

砂糖はどうやってできているの?

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この工場では1日に3400トンのてんさいを加工しているんだよ。
550トンの砂糖になるんだ。
煮詰めたものは茶色い、ミネラル分を含んだ糖蜜が含まれているから、砂糖と分離していくよ。
しぼりかすは、ビートパルプといって、牛などのえさになるんだ。


北海道って、いろんなものを作っているんだね!
北海道では、「輪作」といって、1つの畑で、てんさい、豆類、じゃがいも、小麦などを、順番に作付けしているよ。
同じ作物を同じ畑でずっと栽培していると、収穫量が少なくなったり、病気にかかりやすくなったりするんだけど、輪作をすると防ぐことができるんだ。
てんさいの作付面積は、約57,000haだよ!これは奄美大島や神戸市の面積よりも大きいよ!


てんさい畑(提供:農畜産業振興機構)
もっと知る
北見地域拠点動画一覧:北海道農政事務所
砂糖の原料「てん菜」と「さとうきび」の生産現場をのぞいてみよう!:農林水産省
砂糖の作り方:農林水産省
砂糖及び異性化糖の需給見通し:農林水産省
【広報誌aff】砂糖の魅力再発見(2021年11月号)

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