日本農業遺産とは

日本農業遺産とは
日本農業遺産は、我が国において重要かつ伝統的な農林水産業を営む地域(農林水産業システム)を農林水産大臣が認定する制度です。日本農業遺産認定地域
日本農業遺産は、15地域が認定されています。(平成31年3月現在)
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日本農業遺産認定基準
1.食料及び生計の保障 申請する農林水産業システムは、地域コミュニティの食料及び生計の保障に貢献するものである。
2.農業生物多様性
申請する農林水産業システムは、食料及び農業にとって世界的に重要な生物多様性及び遺伝資源が豊富であること。
3.地域の伝統的な知識システム
地域の伝統的な知識システムが、「地域の貴重で伝統的な知識及び慣習」、「独創的な適応技術」及び「生物相、土地、水等の農林水産業を支える天然資源の管理システム」を維持していること。
4.文化、価値観及び社会組織
申請する農林水産業システムと関連した文化的アイデンティティ及び風土が、地域に定着し、帰属していること。
5.ランドスケープ及びシースケープの特徴
人類と環境との相互作用を通じ、長い年月をかけて発展してきたランドスケープ及びシースケープを有すること。
6.変化に対する回復力
自然災害の多い日本では、多くの農林水産業システムが長い歴史の中で自然災害に耐え、変化に対応してきた。農林水産業システムを保全し次の世代に確実に継承していくため、災害等に対する高いレジリエンスを保持していること。
7.多様な主体の参加
担い手の減少や社会的な変化に対し、伝統的な農林水産業及び関連する文化や生態系保全システムの維持・活性化のため、地域住民のみならず多様な主体の参加による新たな仕組みにより農林水産業システムを継承していること。
8.6次産業化の推進
農林水産業システムが有する歴史的価値、農林水産物、伝統文化、ランドスケープなどを活用し、農産物のブランド化や観光振興など地域ぐるみの6次産業化等の推進により、地域を活性化させ、農林水産業システムの保全を図っていること。
日本農業遺産申請から認定までの流れ
お問合せ先
農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課農村環境対策室
担当者:農業遺産班
代表:03-3502-8111(内線5621)
FAX:03-3502-7587