和歌山県高野・花園・清水地域
農林水産業システムの名称 「聖地 高野山と有田川上流域を結ぶ持続的農林業システム」
◇令和3年2月 日本農業遺産認定

(写真:「高野山との結びつき」と「平地の少なさの克服」の歴史を物語るランドスケープ)
物資調達が困難な山上の聖地 高野山を支えるとともに、高野山との結びつきのなかで、平地の少なさを乗り越え、暮らしを発展させてきた持続的農林業システム。
本システムは、100を超える木造寺院を維持してきた「高野六木制度」と、高野山とともに発展してきた花園地域の「傾斜地を利用した仏花栽培」、清水地域の「棚田の畦畔を利用した多様な植物の育成・栽培」による農林業システムです。
度重なる火災に見舞われてきた高野山では、建築用材として有用性の高い6種の針葉樹について、寺院の建築・修繕以外での伐採を禁じるとともに、必要となる樹のみを択伐し、天然下種更新などにより森林を更新する「高野六木制度」を生み出すことで、用材の永続的自給を可能にしました。
有田川と参詣道「有田道」により高野山と繋がる花園・清水地域の人々は、傾斜地や棚田の畦畔において、高野山の需要にも応える多様な農林産物を育成・栽培することで、平地の少なさを乗り越え、暮らし発展させてきました。
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(写真左:高野山に豊作を感謝・祈願する「御田」(おんだ)/ 写真右:畦畔での栽培を起源とし、日本一の産地を築いた「ぶどう山椒」)
高野・花園・清水地域紹介動画
地域概要・保全計画
- 地域概要書(PDF : 6,696KB)
【分割版】その1(PDF : 1,337KB)、その2(PDF : 1,811KB)、その3(PDF : 911KB)、その4(PDF : 1,833KB) - 添付資料(土地利用図)(PDF : 1,630KB)
- 添付資料(農業生物多様性)(PDF : 952KB)
- 保全計画(PDF : 991KB)
参考
お問合せ先
農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課農村環境対策室
担当者:農業遺産班
代表:03-3502-8111(内線5621)