継続中の研究開発課題
更新日:令和7年8月4日
担当:整備部設計課施工企画調整室
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現在継続中の研究開発課題:3件
番号 | 実施年度 | 研究開発課題名 | 研究開発の概要 | 研究開発組合 |
試験研究機関
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区分
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備考 |
1 | R7ーR9 | 農業用水利施設 補修工法に用いる無機系被覆材のマイクロプラスチック流出抑止技術の開発 |
自然由来の繊維(コットン等)に着目し、同材料を無機系被覆工法に用いるセメントモルタルに添加した補修材を開発することを目的とし、同材料を用いた材料の各種性能評価および実証試験、環境中での挙動確認を並行して進めることで、プラスチックの使用量抑制および排出抑制を行い、環境負荷の低減を図れる新たな農業用水利施設補修材料として確立する。 | 日本ジッコウ株式会社 住友大阪セメント 株式会社 |
国立大学法人
高知大学 国立大学法人 三重大学 |
補修工法
開水路 |
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2 | R7ーR9 | 農業水利施設のコンクリート構造物に適用可能な鉄筋腐食抑制型シラン系表面含浸材の開発 | シラン系表面含浸材とは、コンクリート表層に吸水防止層を形成し、鉄筋腐食の要因となる水の侵入を抑制する補修材料であり、施工が容易で安価であることから、近年、予防保全的な対策工法として広く用いられているが、農業水利コンクリート構造物のような湿潤状態で効果を発揮させることが課題である。そこで、本事業で、湿潤環境の農業水利施設コンクリート構造物においても適用が可能であり、浸透性防錆剤を添加することにより、長期的に鉄筋腐食を抑制できる新たな鉄筋腐食抑制型シラン系表面含浸材を開発する。 | 大同塗料株式会社 田中シビルテック株式会社 |
国立大学法人 鳥取大学 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 国立研究開発法人 土木研究所寒地土木研究所 |
補修工法 RC構造物 |
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3 | R7ーR9 | 膜状起伏ゲートの研究開発 | 水管理を行うにあたり、人口減少・少子高齢化による農村人口・農業者の減少と集落機能の低下は、農業水利施設の保全管理をますます困難なものとしている。営農者の高齢化が進む中で、角落しによる水管理作業は困難となっている。 そこで、十分な強度と耐久性のある軽量な膜体を活用したゲートにより水路の水位を調整する技術を用いて、➀利水機能および災害防止機能を強化でき、➁高齢者、女性にも優しく、安全に水位調整操作が可能で、➂地元工務店等による取付が可能かつメンテナンスも容易で、➃普及に向けた規格化により低コストかつ短納期で供給できる「膜状起伏ゲート」を研究開発する。 |
豊国工業株式会社 株式会社豊国エンジニアリング シバタ工業株式会社 兵庫県東播土地改良区 |
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 学校法人 濱名山手学院 |
水路工 水管理 |
お問合せ先
農村振興局整備部設計課施工企画調整室
代表:03-3502-8111(内線5569)
ダイヤルイン:03-3591-5798