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農林水産省

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堀川用水及び朝倉三連水車

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地域及び施設の概要

  先人たちの想いをのせて、今も廻り続ける「堀川用水及び朝倉三連水車」~福岡県朝倉市~

 

朝倉市は、福岡県の南東に位置し、福岡市の中心部から40kmの地にあり、山と川と田んぼとが景観をおりなす純農村地帯です。また、史跡や伝説が多く残っており、特に西暦661年には斉明天塁が百済救援のため、この地に宮居を移され本営となった「朝倉橘広庭宮」があったところなどは有名で、その他にも歴史的遺産の多いまちです。面積は約247km2、人ロは5.5万人の市ですが、環境に恵まれ緑と夢が多い健康のまちです。山田堰は、朝倉市山田に所在し、筑後川の川幅を広い面積の石畳で斜めにせき止めた「傾斜堰床式石張堰」で、筑後川の水を堀川に、より大量に導流させるための築造物です。その堀川は、農業用水路で本線約11kmに及びます。この用水は朝倉市の約650ha(関係農家約1,200戸)の水田を潤しています。

筑後川の水を堀川用水に取水したのですが、一部では土地が高かったため.およそ230年前自動回転式の重連水車が設置されました。日本最古の実動する水車として、また夏の風物詩として、全国的にも有名な「朝倉の揚水車群」は、平成2年に「堀川用水」と共に国の史跡に指定され、これら施設は平成26年9月には、国際かんがい排水委員会(ICID)の認定制度「かんがい施設遺産」に選ばれています。

 

施設の利用状況

現在、「三連水車」1基と「二連水車」2基のかんがい面積は、合計35haにも及び、日本最古の実動する水車として全国的に有名な農業用施設です。

地域の保全のための取り組み

 朝倉市には、三連水車、山田堰、堀川用水等国指定史跡となっている農業用施設をはじめとし、数多くの史跡が現存しています。中でも三連水車では、毎年お盆期間に「三連水車ライトアップ」が行われており、市内外から3千人以上が訪れる真夏の風物詩となっており、他には地元有志による「堀川の環境を守る会」や「あさくら三連水車保存会」が結成され、毎年子供たちを交えたクリーン活動や、水路沿いに彼岸花やコスモスを植える等の景観保全活動も実施されています。

三連水車周辺は、水環境整備事業等によリ農業施設としての機能維持はもとより、住民や見学者の憩いの場、都市住民とのふれあいの場として改修や環境整備が行われ、自然環境保全や水車のまち朝倉のイメージアップ等の役割を果しています。

交通アクセス

1)JR久大本線「筑後吉井駅」から車で約10分(約5km)

2) 大分自動車道・朝倉ICから車で5分(約2.5km)

関連ホームページ

朝倉市ホームページ(外部リンク)

甘木・朝倉広域観光協会ホームページ(外部リンク)

お問合せ先

農村振興局整備部設計課

代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3559-6338