江戸時代に掘られた水路トンネル深良用水
![]() |
![]() |
![]() |
地域の概要
今から346余年前の寛文10年(1670年)四代将軍徳川家綱の時代、浅草の商人友野与左右衛門は、現在の静岡県裾野市深良の名主大庭源之丞の依頼を受け、水田の用水不足にあえぐ静岡県駿東地域(現在の御殿場市、裾野市、長泉町、清水町)の農民のために、約3年半の歳月と総工費約7,400両、延べ約84万人を投入して、神奈川県の芦ノ湖の水を静岡県裾野市へ導く、全長1,280m(高低差約10m)の水路トンネルを完成させました。
工事は両口から手掘りで行われたにもかかわらず、約1mの落差で結合しており、当時の驚くべき技術の高さを物語っています。
地域の保全のための取り組み
現在も、毎秒最大10立方メートル、通常でも毎秒1立方メートル程度の水を供給し、地域の農業を支えるだけでなく、生活・発電などさまざまな役割を担っています。年2回(春・秋)、水門を閉めてトンネルの点検が実施されています。
交通アクセス
- JR岩波駅より徒歩70分
- 東名裾野インターチェンジから車で20分
お問合せ先
農村振興局整備部設計課
代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338