重太郎(じゅうたろう)棚田
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地域の概要
重太郎棚田は、第2次世界大戦末期に一ノ瀬集落の勝野重太郎らによって開田されたことから名付けられました。
山間部の日当たりの良い台地に水田を開こうとするとき、その台地よりも高い位置、すなわち谷の源流から山腹に長い堰を造って導水しなければならないため、水田を開くことは村人の抱える悲願でした。
勝野重太郎は、木樋で水路を造り、梨の木・馬落しの両地区に引水して開田を成し遂げたのです。
地域の保全のための取り組み
大町市八坂地区(現八坂村)は、山と谷が複雑に入り組んだ山地特有の地形をなしており、農地は山際に点在していて、全地域が棚田や傾斜畑地域になっています。
基幹産業である農業は、作業効率の悪さから後継者が育たず、農業従事者の高齢化が進み、農地の荒廃化が目立ってきています。
市では、自然・生活環境の保全と活用、都市交流、観光と結びついた農林業の発展等を重要目標として挙げており、この計画に基づいて、貴重な生活、環境資源である棚田を保全していくため取り組んでいます。
交通アクセス
- 国道19号線から県道469号線に入り約10分
お問合せ先
農村振興局整備部設計課
代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338