急峻な絶壁を流れる「舟倉用水」
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地域の概要
舟倉用水は、寛政8年に五十嵐之義を責任者として、開削が始まり、文化13年に完工した農業水路です。工事の測量、設計の計算手法は射水郡高木村(新湊市)の石黒信由が担当したとされています。
嘉永3年には、大きな災害を受けましたが、当時、水利開拓技術に優れ「神工」と呼ばれた新川郡大熊村の椎名道三によって数ヶ月で復旧されたそうです。
現在は学校の社会見学や神通峡の景観を楽しむ人達の散策コースになっています。
地域の保全のための取り組み
昭和38 年から2 年に1 回、地元の小学校生が保護者と一緒に全長14km の舟倉用水を取水口まで歩いてたどる「舟倉用水見学会」を行っています。子どもたちは、あらかじめ社会科総合学習の授業で舟倉用水の歴史を学び、見学会を通じて先人の苦労を知り、親から子へ、子から孫へ、舟倉用水は大切に守り受け継がれています。
交通アクセス
- JR高山線笹津駅下車タクシーで約30分
- 北陸自動車道富山ICより約40分
お問合せ先
農村振興局整備部設計課
代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338