豊かな暮らしを支える巨椋池干拓地
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地域の概要
巨椋池干拓地は、古くから開けた京都と大阪を結ぶ淀川中流域に位置しています。昔は遊水池で漁業が盛んでしたが、水害が繰り返され、人々の生活を苦しめました。
このため、西暦1900年頃から本格的な治水対策が行われ、河川と切り離されて大きな池となりましたが、水害は繰り返され、水質も悪化しました。
このような中で、優良な農地を求める声が高まり、西暦1933年~1941年に干拓事業が行われ、巨椋池は優良農地(634ヘクタール)へと生まれ変わりました。
干拓地の中を網の目のように流れる水は、作物の生産に使われるとともに、多様な生態系を育んでいます。農業生産の場として、また、多くの命と触れあう場として、巨椋池干拓地は、人々の豊かな暮らしを支える大きな財産になっています。
地域の保全のための取り組み
巨椋池干拓地は都市近郊にあり豊かな自然を有していますが、ゴミ等の投棄が多く、施設の維持管理とともに、環境の悪化が懸念されています。
このため、これまでにも、環境ボランティアや府民フォーラムを実施するなど、地域住民の土地改良施設と自然環境の維持・保全の意識の醸成を図ってきています。
これらの成果をさらに継続・発展させ、地域住民、農業者、環境団体、大学等の参加により、適切な土地改良施設の維持管理と継続的な自然環境保全活動を行うためのワークショップが展開されています。
交通アクセス
- 京都駅から15分(近鉄向島駅下車)
- 京滋バイパス久御山ICを利用
お問合せ先
農村振興局整備部設計課
代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338