大畑才蔵の偉業を伝える水路橋「龍之渡井」
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地域の概要
小田井水路は、今から約300年前に紀州藩の技術者「大畑才蔵」により、紀の川の水を流域の田畑に供給するために建設されました。その中ほどに、四十八瀬川を渡る水路橋があり、「龍之渡井(たつのとい)」と呼ばれています。旧来は木製橋でしたが、18m幅の川を岩盤を利用し中間に1本の支柱も使わずに掛樋を通したことで知られています。現在の施設は大正8年築造の煉瓦造りで、上部盛土部にサンワ土(土と石灰と砂利の混合物)を用い、表面は自然石で覆われています。
地域の保全のための取り組み
本施設は、小田井土地改良区により管理されており、付近住民の通勤、通学路ともなっています。また、近隣の小学4年生の教材となっており、授業の一環として見学などが行われています。
近々補修が行われる予定ですが、外観を損なうことなく現況を保ちながら改修が進められる予定です。
交通アクセス
- JR和歌山線名手駅または西笠田駅下車徒歩30分
- 近畿自動車道和歌山ICより東へ約35km(約40分)
お問合せ先
農村振興局整備部設計課
代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338