何百年の水げんかをなくした天神野分水工
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地域の概要
何百年も続いた水の争いをなくすために設置された円形の水配分施設で、一度に数カ所への分水が簡単・正確にできる優れた施設です。古来よりこの地では、水番と呼ばれる人が6つの樋門を操作して農業用水の配分を行っていましたが、当時は土水路のため水もれがひどく、特に干ばつの年には水げんかが絶えませんでした。このため、水源のため池を県内最大規模に拡大して(大山池・昭和20年完成)用水を確保するとともに、昭和43年(1968)にコンクリート用水路と円形分水工の設置が行われ、以来、水げんかがなくなりました。
地域の保全のための取り組み
この分水工のある天神野(てんじんの)台地には、数多くのため池があり美しい景観をつくりだしています。また、分水工のかたわらには親水公園が設けられ、地域の人々に親しまれています。
交通アクセス
- JR山陰線・倉吉駅からバス・関金温泉で下車(日本交通、約35分)、タクシー(約5分)
- 米子自動車道・湯原ICから国道313号を北上30km(約40分)
お問合せ先
農村振興局整備部設計課
代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338