重要文化的景観 石積棚田「蕨野の棚田」
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地域の概要
蕨野(わらびの)の棚田は、八幡岳(はちまんだけ)の中腹から蕨野集落までの標高180m~420mの急斜面に、五本の指を広げた手のひら状に耕作面積約36ha、700枚の農地が広がっており日本の棚田百選にも選ばれています。この棚田は、江戸時代から昭和初期まで造成されてきたもので、石垣は、当地で出土した大小様々な自然石を全て人力で積み上げており、石積棚田の規模は全国有数です。石積みの景観が優れていることから、棚田単体として初めて国の重要文化的景観に選定されました。。
地域の保全のための取り組み
蕨野の棚田では、棚田を活用した各種イベントによる都市住民との交流が積極的に開催され、棚田米のPR等を行い棚田の保全、地域の活性化が図られています。また、中山間地域総合整備事業等により、棚田の保全整備を行い、耕作放棄地の拡大の防止を図り、洪水防止・水源涵養等の棚田の持つ多面的機能が保全されています。
交通アクセス
- JR唐津線相知駅下車・タクシーで約15分
- 長崎自動車道・多久インターから厳木多久有料道路へ。厳木多久有料道路・浪瀬インターから車で約20分
お問合せ先
農村振興局整備部設計課
代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338