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農林水産省

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空を渡る水路、虹の架け橋「通潤橋」

通潤橋1 通潤橋2 

地域の概要

干ばつに苦しむ白糸(しらいと)台地に水を引くため、嘉永7年(1854年)に築造された水路橋。熊本城の石垣と同じ堅固な石積み技法、逆サイホン水路方式(連通管の原理)の採用、橋上中央に設置された土砂抜きの放水口など、当時の技術の粋を集めて築造。水路は3本の石管からなり、水路の長さ126.9m、橋の長さ75.6m、上流側落込高さ7.5m、下流側吹上高さ5.8m(高低差1.7m)。昭和35年(1960年)に国の重要文化財として指定され、平成18年(2006年)には農林水産省により疏水百選に選定、平成20年(2008年)には、通潤橋と周辺の白糸台地の棚田景観が「通潤用水と白糸台地の棚田景観」の名称で重要文化的景観に選定、さらに、平成26年(2014年)に通潤橋を含む「通潤用水」が初代のかんがい施設遺産として選定されている。

地域の保全のための取り組み

通潤橋は、重要文化財でありながら、今日においても農業用水路橋として重要な役割を担っています。通潤橋は江戸期に完成しているため、長い歳月の間に石管や目地などの劣化による漏水がみられ、今まで幾度となく補修が行われてきましたが、近年に漏水の程度が激しくなったため、平成11年から平成15年までに地域用水環境整備事業により大規模な改修工事が行われました。

交通アクセス

  1. 熊本交通センターから1時間25分(熊本バス:馬見原行き 又は浜町行きに乗車)
  2. 九州自動車道・御船I.Cより国道445号を通り約45分 

お問合せ先

農村振興局整備部設計課

代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338