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農林水産省

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伊達正宗が開削した「内川」

 

内川1

内川全景

内川2

歴史ある町並みと内川

内川3

内川水土里ウォーキング

 

 

地域の概要

伊達政宗が天正19年(1591年)米沢を離れ、豊臣秀吉から与えられた葛西・大崎領に城を構えることになった岩出山(現在の大崎市岩出山)。内川は伊達政宗の指示により、北上川水系江合川を堰止めしてその水を導入したものであり、岩出山城の防備を担う外堀の役割とともに、かんがい用水を目的に建設されたのが始まりです。その後、大崎耕土は「ササニシキ」や「ひとめぼれ」の産地としての県内有数の穀倉地帯として発展を遂げました。 国営かんがい排水事業(大崎西部農業水利事業)では、国、宮城県、大崎市岩出山(旧岩出山町)が共同で事業を行うことにより、かんがい用水路の整備と景観整備とを効果的に行いました。 その結果 農業用水路としての機能性ばかりではなく、川沿い樹木の保存などに配慮し、修景的な効果を見込んだ天然石による石積護岸水路、内川沿いの遊歩道と親水広場の整備を一体的に行い、先人から受け継いできた由緒ある内川が一層内川らしく整備されました。

地域の保全のための取り組み

内川沿いには歴史的建造物や遺構が現在まで数多く残っており、城下町ならではの景観を有しています。中でも国指定史跡「有備館及び庭園」は江戸時代に岩出山伊達家の家臣子弟の学問所となったところで主屋及び付属屋が現在までその姿を伝えています。平成14年からは「中山間地域など農村活性化事業」を活用した「内川・ふるさと保全隊」が内川の清流を守り後世に伝えることを目的に清掃活動や生態・水質調査等の保全活動などをしています。また毎年「内川水土里の路ウォーク」が開催され毎年県内各地から幅広い参加者がみられます。農林水産省「疏水百選」にも選ばれ、大崎市岩出山のシンボルとして、城下町中心部を流れ、交流や歴史とのふれあいの場として親しまれてします。 

交通アクセス 

1.東北新幹線古川駅より陸羽東線乗り換え有備館駅徒歩約1分

2.東北自動車道古川ICより車で約17分

関連ホームページ

宮城県「内川物語」(外部リンク)

お問合せ先

農村振興局整備部設計課

代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338