中世の栄華と干拓の歴史を刻む「十三湖」
地域の概要
津軽平野の北端で、岩木川が日本海に注ぐ河口部に位置する十三湖は、中世期には北日本を代表する港湾都市「十三湊」として発展し、藩政時代から始まったクロマツを中心とした防風林・砂防林の植裁が緑豊かな景観を形成しています。また、海水と淡水が混じる汽水湖であり、ヤマトシジミ漁が盛んで、多様な生物が生息する自然環境となっています。
地域の保全のための取り組み
この地帯は標高が極めて低く、周辺の水田は腰まで水がつかる「腰切田」でした。しかし、昭和23年に国営十三湖干拓事業が行われ、十三湖湖面の一部の干陸と隣接地の排水改良により、優良水田に生まれ変わりました。また、この一帯は砂丘地帯で有り、防風・防砂林は水田を保護する目的で植裁されたものです。
交通アクセス
(ア)JR青森-65分(34km)-五所川原-75分(40km)-十三湖<弘南バス十三線>
(イ)五所川原市内から市浦村へ約50分、青森市内から約1時間20分
関連ホームページ
お問合せ先
農村振興局整備部設計課
代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338