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農林水産省

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那須集落ちぃじがき蕎麦の里 段々畑と石垣

段々畑写真1

地域の概要

中山間地に位置する秋畑那須集落では、ちぃじがき(小さな石の石垣)と呼ばれる石垣で作られた段々畑で小さな農業が守られてきました。とりわけ蕎麦は、その風土に根付き食文化を築いてきました。大きな時代の変化が専業農家を減少させ、高齢化と過疎化による人手不足で美しかった「ちぃじがき」も荒廃が目立ってきたときに、地域住民が協力し知恵を出しあって、荒れた段々畑を蕎麦で甦らせたのです。各地で行なわれているオーナー制度を工夫し、都市住民の参加で「ちぃじがき」の保存と蕎麦作りによる、「ちぃじがき蕎麦の里づくり」が実現し、地域住民との交流が行なわれています。

地域の保全のための取り組み

地域の保全活動が永続性のあるものにするため、蕎麦打名人や蕎麦づくり名人を認定し、蕎麦打ちと栽培の両面から指導者を確保しています。集落協定を結んで伝統芸能の獅子舞やオーナーとの蕎麦の花祭りなど地域全体で交流しています。また、蕎麦打ち実習館「那須庵」も建設され、地域の女性が運営を任されて、土日祝祭日に営業し、好評を得ています。これらの活動が認められて、「美しい農村景観保全活用モデル」、「棚田地域等緊急保全対策事業」の実施や、「那須地区の棚畑及び景観の保全協議会」活動が行われています。

交通アクセス

(ア)高崎駅より上信電鉄で30分、上州福島駅で下車1.2km

(イ)上信越自動車道、富岡ICより約14km(約30分)

 

お問合せ先

農村振興局整備部設計課

代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3559-6338
FAX:03-5511-8251