小幡地区の家並みと農業用水「雄川堰」
地域の概要
甘楽町を南北に流れる雄川堰の歴史は古く、元和元年(1615)に織田信長の二男信雄(のぶかつ)が上州小幡2万石の藩主となり、小幡に陣屋を築いた時に北部の水田200haの灌漑用水に大堰と呼ばれる雄川堰約7kmと、陣屋や武家屋敷で生活用水に利用した小堰を整備したといわれています。古くから住民の生活雑用水、農業用水や精米の動力源などの多目的に利用されてきた用水路で、織田・松平氏の時代は、御用水奉行を置き、水の管理が行なわれておりましたが、今は地区住民の手で守られ、世界かんがい施設遺産などに選ばれています。
地域の保全のための取り組み
昭和50年頃から水の汚染が強まってきたことをきっかけに、地区住民の手で浄化運動が始まり、ヘドロやゴミ処理に取り組んで浄化運動を徹底してきました。現在でも、当番を決めて毎週続けられています。
また、地域用水環境整備事業で洗い場や取水口など、歴史的景観形成に配慮した整備で多面的な役割を発揮しています。
交通アクセス
(ア)高崎駅より上信電鉄で30分、上州福島駅で下車2km。
(イ)上信越自動車道、富岡ICより約4km(約8分)。
関連ホームページ
お問合せ先
農村振興局整備部設計課
代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3559-6338
FAX:03-5511-8251