先人の知恵と努力の結晶「四谷の千枚田」
地域の概要
「四谷の千枚田」は新城市四谷地区にある鞍掛山麓(くらかけさんろく)の南西斜面、高低差200mの階段状に田んぼが連なる地域で、室町時代には既に田んぼがつくられていた歴史ある棚田です。
千枚田の名のとおり、以前は千枚以上の田んぼが作られていましたが、現在は3.6haの棚田を22戸の農家が維持管理し、1戸当たりの水田面積は12a、平均15枚。1枚が0.9aにも満たない小さな田んぼ
約420枚が耕作されています。何度かの土石流災害に遭いながらも、復旧に努めてきた先人の知恵と努力に歴史の重さが偲ばれます。また平成11年には、その美しい風景から農林水産省の「日本の棚
田百選」にも選ばれました。
地域の保全のための取り組み
平成12年度から平成14年度にふるさと水と土ふれあい事業「四谷地区」のなかで、昔ながらの道路(幅員1m程度)を拡幅(幅員2m程度)利用して管理用道路を整備するとともに、地域住民、都市住民との
ふれあい・交流の場を目的に、ふれあい広場、休憩施設等の整備により地域の活性化が図られています。
また、地域住民によって平成9年に鞍掛山麓千枚田保存会も組織され、後世への保全継承も期待されています。
交通アクセス
(ア)豊橋駅からJR飯田線へ乗車し本長篠駅下車(約1時間)し、豊橋鉄道新豊・田口新城線へ乗車し滝上バス停下車(約25分)し、現地へ徒歩30分程度
(イ)新東名高速「新城I.C」から30分
(ウ)ナビゲーション検索新城市四谷230
お問合せ先
農村振興局整備部設計課
代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338