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農林水産省

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歴史が地域を潤す有里用水川原園井堰

有里用水の川原園堰

地域の概要

本施設は江戸時代の初期に構築され、明治35年に改築された歴史的に価値の高い取水堰で、下流に影響が出ないよう適度に水を逃がす柴を使った全国でも珍しい構造となっています。用水路は森を抜け、農家の庭先を巡りながら田畑を潤し、また、地域の防火用水にも利用されています。この堰は1週間かけて山からの切り出しを行い,枝を束ねて堰き止められますが、堰をつくる姿はこの地に春を告げる風物詩となっており、これを境に一気に田植えが本格化します。

地域の保全のための取り組み

近年、柴堰の材料となるマテバシイ山林が減少し、作業者の高齢化も進む中、マテバシイ山林の確保や作業者の確保・育成が課題となっており、串良町土地改良区と鹿屋市でこれらの課題への協力と今後の堰のあり方について協議が始まっています。
また,NPO法人による映像記録の作成が進行中です。

交通アクセス

(ア)リナシティかのや(鹿屋バス停留所)から車で約30分

(イ)東九州自動車道鹿屋串良JCT(細山田IC)から約7km(約25分) 

お問合せ先

農村振興局整備部設計課

代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338