みどりの食料システム戦略における化学農薬使用量(リスク換算)について
みどりの食料システム戦略について
農林水産省は、令和3年5月、食料・農林水産業の生産力の向上と持続性の両立をイノベーションで実現する、「みどりの食料システム戦略」を策定しました。
本戦略では、2050年を目標年次として、サプライチェーン全体における各般の取組とイノベーションの社会実装が実現した姿を目指し、14の重要業績評価指標(KPI)を設定しています。
本戦略の詳細については、こちらを御覧ください。
化学農薬使用量(リスク換算)の低減目標について
みどりの食料システム戦略では、環境負荷を低減し、持続的な農業生産を確保するため、14のKPIの一つとして「化学農薬使用量(リスク換算)の低減」を掲げ、2050年までに50%低減する目標を設定しています。また、その達成に向け、2030年までに10%低減する中間目標を設定しています。これらの目標の基準年は、2019農薬年度(2018年10月から2019年9月まで)としています。
その際、単純に化学農薬の使用量を減らす目標とすると、かえって毒性の高い農薬の使用が増えるおそれがあることから、毒性の低い農薬を使えば、使用量が同じであっても使用量が減ったこととする「リスク換算」の考え方を導入することで、農薬の使用によるリスクの低減を図ることとしています。具体的には、個々の農薬の「有効成分ベースの農薬出荷量」に、ヒトへの毒性の指標であるADI(許容一日摂取量)を基に決定した「リスク換算係数」を掛けたものの総和として、「化学農薬使用量(リスク換算)」を算出することとしています。
化学農薬使用量(リスク換算)の考え方の詳細については、以下の資料を御覧ください。
「みどりの食料システム戦略」における化学農薬使用量(リスク換算)について(第27回農業資材審議会農薬分科会資料(令和3年6月))(PDF : 293KB)
化学農薬使用量(リスク換算)(令和7年3月現在)
みどりの食料システム戦略における化学農薬使用量(リスク換算)(令和7年3月現在)(PDF : 130KB)
お問合せ先
消費・安全局農産安全管理課農薬対策室
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ダイヤルイン:03-3501-3905