農薬による蜜蜂の危害を防止するための我が国の取組(2016.11月改訂)
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農薬は、品質の良い農産物を安定的に国民に供給するために必要なものです。しかし、農薬は、環境に放出されることが多いため、使用する際には蜜蜂などの有用生物やその他の周辺環境に悪影響を及ぼさないよう十分な配慮が必要です。 花粉媒介昆虫として重要な蜜蜂には、いろいろな種類がありますが、我が国で、果樹・野菜の授粉、ハチミツの生産等に活用されているのは、主としてセイヨウミツバチ(外来種)です。 欧米では、2000年代より、蜜蜂が越冬できずに消失したり、働き蜂のほとんどが女王蜂や幼虫などを残したまま突然いなくなり蜜蜂の群が維持できなくなるという、いわゆる「蜂群崩壊症候群」(CCD)が多く報告されており、世界中で蜜蜂の減少への関心が高まっています。 CCDを含む蜜蜂の減少の主な要因として、欧米豪では、「ダニ等の寄生虫や害虫」、「病気」、「栄養不足」、「農薬」、「周辺環境の変化」、「異常気象」などが挙げられており、いくつかの要因が複合的に影響していると考えられています。 我が国では、現在までCCDは報告されていませんが、農林水産省は、農薬が原因と疑われる蜜蜂被害の全国調査、被害を減らすための対策の推進等の取組を行っています。これらの取組を、Q&A形式の「農薬による蜜蜂の危害を防止するための我が国の取組」として作成し、広く国民の皆様に知っていただけるよう、農林水産省のウェブサイトで2013年8月から紹介しており、定期的に見直しを行っています。 |
- Q1. 農薬を使うのに、何か規制やルールがありますか。
- Q2. 2008年に日本で報告された蜜蜂の不足の原因は何だと考えていますか。
- Q3. 日本では、農薬による蜜蜂の被害はどの程度発生しているのですか。
- Q4. 農薬による蜜蜂の被害を防ぐため、日本ではどのような対策がとられているのでしょうか。
- Q5. EUにおいて、ネオニコチノイド系農薬の使用が制限されることとなったとのことですが、その内容はどのようなものですか。
- Q6. 米国において、ネオニコチノイド系農薬の使用が制限されることとなったとのことですが、その内容はどのようなものですか。
- Q7. これらのネオニコチノイド系農薬は、日本でどのように使われているのですか。
- Q8. 日本でもEUと同様にネオニコチノイド系農薬の使用を制限しなくてもいいのですか。
- Q9. 農薬による蜜蜂の被害を防ぐため、今後どのような対応を行っていくのですか。
関係通知
- 花粉交配用みつばちの安定確保に向けた取組の推進について(PDF:125KB)(平成21年7月24日付け)
- 蜜蜂の被害事例に関する調査・報告について(PDF:404KB)(平成25年5月30日付け)
お問合せ先
消費・安全局農産安全管理課農薬対策室
代表:03-3502-8111(内線4500)
ダイヤルイン:ダイヤルイン:03-3501-3965
FAX番号:FAX:03-3501-3774