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特集1 新しい可能性もいっぱい やっぱり、お米が好き!(7)

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お米のおいしさ世界中へ届け!

いま、日本酒が海外で空前のブーム。
なかでも、米どころ新潟の酒はとくにおいしいと評判で
香港の商談会にはバイヤーが殺到!
新潟県酒造組合(新潟県)


新潟清酒を試飲したバイヤーからは「本物は格段においしい!」との声が

新潟清酒を試飲したバイヤーからは「本物は格段においしい!」との声が

「日本酒セミナー」では、じっさいに試飲しながら、「酒サムライ」ルイス・ホー氏から、日本酒の基礎知識を学べる

商談会の会場には、200以上の銘柄が用意された(写真はイメージ)

商談会の会場には、200以上の銘柄が用意された(写真はイメージ)
米どころとして知られる新潟県。県内には全国でもっとも多い90の蔵元があります。国内の日本酒消費量が低迷するなか、それらの蔵元が加盟する新潟県酒造組合は海外での販路拡大に力を入れています。

平成26年9月には、香港で、商談会などからなる「ニイガタサケフェスティバル」を開催。27の蔵元が参加し、現地の飲食業関係者に、新潟清酒(新潟県の日本酒)の魅力をアピールしました。

同組合専務理事の水間秀一さんは、「じつは香港市民の間では、以前から日本の米が人気で、新潟産米はとくにおいしいと評判なんです。『あの新潟のお米から造られたお酒なら間違いない』というバイヤーが多く、手応えを感じました」と話します。

そんな新潟県の日本酒の原料米は、『五百万石』や『越淡麗』など、県オリジナル品種の酒米。これらの米が生み出すスッキリした味わいは「新潟淡麗」ともいわれ、香港の人々の好みにもマッチしているのだとか。

組合では、商談会とあわせて日本酒の基礎知識や新潟清酒の魅力についての「日本酒セミナー」なども開催。着実に、新潟清酒のファンを増やしています。

こうした取り組みにより、新潟県の日本酒の輸出量は、平成23年に1173kl、平成24年に1375kl、平成25年に1715klと、年々増加中。現在の主な輸出先は、韓国・米国・香港が上位を占めますが、今後はヨーロッパなどにも販路を拡大する予定です。

「新潟清酒はスッキリしているので、世界のどんな料理にも合います。伸びしろは大きいですよ」と、水間さんは言葉に力を込めます。

いくつ知ってる?お米にまつわる記念日
毎月8日
お米の日
お米を作るには88の手間がかかることや、米の字を分解すると八十八になることに由来して、1978年に全国農業協同組合が制定。
 
1月17日
おむすびの日
阪神淡路大震災でボランティアなどによるおむすびの炊き出しが人々をおおいに助けたことから、この善意を忘れないようにと制定。
 
4月10日
駅弁の日
弁当の「弁」の字をバラバラにすると、数字の4と漢数字の十に見えることから、1993年に日本鉄道構内営業中央会が制定。

10月30日
たまごかけごはんの日
日本の食文化やふるさと、家族愛などを考えるきっかけになればとの思いから、島根県雲南市の「日本たまごかけごはん楽会」が制定。
 
立冬の日(平成27年は11月8日)
あられ・おせんべいの日
新米のとれるこの季節に、こたつに入ってあられ、おせんべいを楽しんでほしいとの願いを込めて、1985年に立冬の日に制定。
 
11月22日
回転寿司記念日
回転寿司チェーン「廻る元禄寿司」の元禄産業が制定。回転寿司を考案した白石義明氏の誕生日にちなんでこの日に決定。