MAFF TOPICS（2）
2015年は「国際土壌年」。土壌について考えてみませんか？
 色の帯は地層の累積をイメージし、茶色は「表土」、黄土色は「砂れき質の土壌」、水色は「水の重要性」、赤紫色は「底の層の深さ」を表現しています。スローガンである「Healthy Soils for a Healthy Life（元気な暮らしは元気な土から！）」を視覚的に表したロゴです。  土壌の質が農作物の生産力を大きく左右します |
「土壌」は多様な力を持つ大切な資源 今年が「国際土壌年」であることをご存じでしょうか？これは、2013年の国連総会で毎年12月5日の「世界土壌デー」とともに定められたもので、身近にありながらあまり意識することのない「土壌」について、その機能や重要性を広く理解してもらうことを目的としています。 近年、土壌が持つ農作物を育てる力「地力」の低下が顕在化しています。例えば、連作などの影響による土壌の酸性化や、堆肥の投入量の減少に伴う土壌中の有機物の減少が、作物の収量の低下を引き起こしているような事例もみられます。一方で、人手不足などにより、土づくりに手間をかけられない農家が多いという現状もあります。 農業生産においては、土壌の質が農作物の生産力を大きく左右します。元気な土壌からは元気な作物が収穫され、私たちの食生活を豊かにしてくれます。また、土壌は、生態系の維持など、地球環境を守る上でもなくてはならないものです。 土壌の大切な機能を維持・向上するための農家や研究者の取り組みを、農林水産省としても後押ししています。 この機会に私たちの暮らしを支える土壌について、もっと考えてみませんか。 |
