特集 人も家畜も笑顔になれる これからの田んぼの話(1)
お米は人間だけのものじゃない?
「あれ? 田んぼの話なのに卵?」――そう思われた方も多いかもしれません。私たちの食生活に欠かせないお米ですが、実は家畜のエサとしても使われているんです。毎年8万tペースで減少していく主食用米の需要に対し、「飼料用米」の生産量を拡大することで、田んぼを保持していこうという取り組みが始まっています。 |
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卵の黄身が…!? この卵、黄身がかなり白味がかっているのがお分かりでしょうか。実はこれ、お米を食べて育った鶏が産んだ卵なのです。この卵を生産しているのは、北海道の竹内養鶏場。何と、飼料の99.8%が北海道産で、そのうち68%を飼料用米が占めています。一般的に、鶏のエサの多くはトウモロコシ。黄身の色はエサの色が反映されるので黄色くなりますが、お米で育てた鶏の黄身は白くなるのです。 僕が田んぼすごろくで解説します!
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