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デュラム小麦品種「セトデュール」のポスター。
デュラム小麦品種「セトデュール」のポスター。
兵庫県の契約農場で栽培される「セトデュール」。
兵庫県の契約農場で栽培される「セトデュール」。


農研機構西日本農業研究センターは、日本製粉(株)との共同研究を経て、日本初のデュラム小麦品種「セトデュール」をリリース(開発)しました。

デュラム小麦はスパゲッティなどパスタに使用される小麦で、うどんなどに使われる普通小麦に比べて日本での育成には不向きなため、ほとんどが外国産でした。

消費者から国産デュラム小麦の要望が多いことから、1998年に温暖で収穫時期の降雨が少ない瀬戸内地域で、デュラム小麦の品種改良を開始しました。

名前の由来は栽培適地である瀬戸内地域「セト」と、ラテン語で硬いという意味を示す「デュール」から。現在は兵庫県の平坦地を中心に栽培されていますが、今後は瀬戸内地域に500ヘクタール程度の作付けを目指す予定です。




取材・文/細川潤子


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