このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

MAFF TOPICS(3) NEWS 農山漁村ににぎわいを! 「食と農の景勝地」を認定


地域のブランド力を高め、訪日外国人にアピール
農林水産省では、「食と農の景勝地」を創設しました。これは地域の食と農林水産業を核にして、訪日外国人観光客を積極的に呼び込もうとしている地域の取り組みを認定するもの。地域のブランド力を高め、農山漁村の活性化を図ることも狙いです。

平成28年度、第1回の認定地域は十勝地域(北海道)、一関市・平泉町(岩手県)、鶴岡市(山形県)、馬瀬地域(岐阜県)、にし阿波地域(徳島県)の5カ所です。

近年、海外における日本の食と食文化に対する関心は、大きく高まっています。日本を訪れて"本場の日本食"を体験したいという外国人のニーズも多く、食と農の景勝地に期待が寄せられています。

日本の食材や地元の作法は、それぞれ地域によって異なり、季節とも調和しています。日本各地の新鮮で素晴らしい料理と豊かな食文化を満喫することは、訪日外国人にとってこれまでにない日本での体験になることでしょう。

2020年の東京五輪も見据え、「地域の食」とそれを生み出す「農林水産業」、魅力ある景観等の「地域資源」が、効果的に活用されることを目指しています。

食と農の景勝地

(1)[北海道]十勝地域 食と農の景勝地・十勝協議会
[北海道]十勝地域 食と農の景勝地・十勝協議会 [北海道]十勝地域 食と農の景勝地・十勝協議会
乳製品、十勝牛、ワイン、パン
乳製品、十勝牛などの多様な農畜産業や、地域の食とともに自然景観も生かした農業体験プログラムなどが豊富。

(2)[岩手県]一関市・平泉町 一関もち食推進会議
[岩手県]一関市・平泉町 一関もち食推進会議 [岩手県]一関市・平泉町 一関もち食推進会議
もち
地域に根づいたもち文化の普及、平泉の文化遺産や伝統行事に加えて、もちつき、紙すきなどの体験ルートが充実。

(3)[山形県]鶴岡市 鶴岡食文化創造都市推進協議会
[山形県]鶴岡市 鶴岡食文化創造都市推進協議会 [山形県]鶴岡市 鶴岡食文化創造都市推進協議会
精進料理、庶民の家庭料理
羽黒山伏(はぐろやまぶし)が伝える「精進料理の世界」と城下町の風土や農村の多様な食と食文化が体験できる。

(4)[岐阜県]馬瀬(まぜ)地域 馬瀬地方自然公園づくり委員会
[岐阜県]馬瀬(まぜ)地域 馬瀬地方自然公園づくり委員会 [岐阜県]馬瀬(まぜ)地域 馬瀬地方自然公園づくり委員会
鮎、ほう葉寿司
日本で最も美しい村といわれる農村景観、馬瀬川を中心にした流域の自然がつくる豊かな食が楽しめる地域。

(5)[徳島県]にし阿波(あわ)地域 一般社団法人そらの郷(さと)
[徳島県]にし阿波(あわ)地域 一般社団法人そらの郷(さと) [徳島県]にし阿波(あわ)地域 一般社団法人そらの郷(さと)
そば米雑炊、ひらら焼き、雑穀もち
中山間地帯のありのままの食、景観は、あえて手を加えないことで"桃源郷"として海外からも注目されている。




取材・文/細川潤子




読者アンケートはこちら