特集1 花(5)
日本の園芸技術が活きる 海外で賞賛される日本の花々
「あまりにも美しい!」と生花に見とれる来訪者が続出。
トルコで開催された国際園芸博覧会で、日本産の花々が高い評価を受けました。 |
世界の舞台で高く評価された日本の花や花の文化
地中海に面したトルコ共和国のリゾート都市アンタルヤを舞台に、昨年4月23日から191日間にわたって国際園芸博覧会が開催され、トルコを含め55の国と地域が参加しました。
日本からも業界団体の協力を得て政府が花や庭園を展示したほか、民間企業や個人、団体も花や植木、盆栽などを披露し、これらは来場者の注目の的になりました。
「日本の植物の種類の多さや珍しさ、花の色や形の豊富さ、植木の仕立て方の素晴らしさは来場者の関心を集めました。また、商材としても魅力的とされ、日本とトルコの業界関係者は今後相互訪問等で交流を深めることになりました」と語るのは、国際園芸博覧会の推進リーダーを務めた農林水産省生産局園芸作物課花き産業・施設園芸振興室の横井誠一さんです。
会期を通した全展示を対象とする審査が行われ、日本政府の屋内展示は屋内部門で最優秀と評価されて金賞を受賞したほか、日本の自治体や民間団体等が出品した切り花や盆栽、フラワーアレンジメントもコンテストで多数受賞するという栄誉に輝きました。
地中海に面したトルコ共和国のリゾート都市アンタルヤを舞台に、昨年4月23日から191日間にわたって国際園芸博覧会が開催され、トルコを含め55の国と地域が参加しました。
日本からも業界団体の協力を得て政府が花や庭園を展示したほか、民間企業や個人、団体も花や植木、盆栽などを披露し、これらは来場者の注目の的になりました。
「日本の植物の種類の多さや珍しさ、花の色や形の豊富さ、植木の仕立て方の素晴らしさは来場者の関心を集めました。また、商材としても魅力的とされ、日本とトルコの業界関係者は今後相互訪問等で交流を深めることになりました」と語るのは、国際園芸博覧会の推進リーダーを務めた農林水産省生産局園芸作物課花き産業・施設園芸振興室の横井誠一さんです。
会期を通した全展示を対象とする審査が行われ、日本政府の屋内展示は屋内部門で最優秀と評価されて金賞を受賞したほか、日本の自治体や民間団体等が出品した切り花や盆栽、フラワーアレンジメントもコンテストで多数受賞するという栄誉に輝きました。
国際園芸博覧会2016
2016年4月23日~10月30日
トルコ・アンタルヤ
2016年4月23日~10月30日
トルコ・アンタルヤ
![]() 村松文彦氏のフラワーアレンジメント。 |
![]() ![]() 開会式にはトルコのエルドアン大統領が出席。112ヘクタールの会場に会期中450万人が来場した(主催者発表)。 |
![]() コンテストで高成績をあげた日本産の花。 ![]() 花育ワークショップも好評だった。 |
![]() 假屋崎省吾氏のデモンストレーション。 |
![]() 日本の展示に多くの来場者が詰めかけた。 |
![]() トルコ側とのビジネス意見交換会では、相互訪問や技術研修生の受け入れが議題に。 |
![]() 輸出PR用の花材等を展示した「花の座」。 |
![]() 東北の花をふんだんに用い、被災地救援への感謝を表現した展示。 |
海外で人気の日本の花々
平成27年の日本の花き輸出額は約85億円。
これらの品種は多くの地域で好まれており、日本産の高品質な花が受け入れられやすいといえます。
平成27年の日本の花き輸出額は約85億円。
これらの品種は多くの地域で好まれており、日本産の高品質な花が受け入れられやすいといえます。
![]() オキシペタラム 初夏から秋まで咲き、暖地なら戸外で冬を越す多年草。 |
![]() グロリオサ 揺らぐ炎を思わせる花をつける球根植物。和名は狐百合。 |
![]() スイートピー イタリア南部原産のつる性の植物。甘酸っぱい香りを放つ。 |
![]() ラナンキュラス 色は赤、ピンク、白などさまざま。日本で改良された品種も。 |
![]() トルコギキョウ 北米原産だが、日本が品種改良の中心となっている品目。 |
取材・文/下境敏弘