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農林水産省

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aff 2019年8月号

【応用編】初めてでも釣れた!
海釣り体験ガイドその2

3ページ目/全4ページ(特集2)

釣り上げるときは大胆に

サビキ釣りは、どんな魚が掛かるのかわからないのも面白さのひとつです。仕掛けを海に投げ入れたら、釣りざおを少し振って、コマセ袋からエサを撒き散らします。その動作を何回か繰り返しながら、当たりを待ちます。

今回、指導していただいた釣り研究家の大川雅治さんによると、「釣りが初めてでも、帰るころにはなんとなく釣りの楽しさがイメージできると思います。2回目ならもっと釣れるようになり、3回目以降は他人に語れるレベルになる人がほとんど。どんどん楽しくなっていきますよ」とのこと。

片手で釣りざおを持ちながら、もう片方の手でオモリをつまんで、仕掛けを海へ投げ入れる。
片手で釣りざおを持ちながら、もう片方の手でオモリをつまんで、仕掛けを海へ投げ入れる。
糸の長さを調節するリールで、間違いやすいのがベールの使い方。(1)ベールを起こす。(2)リールから自動的に糸が送られ、仕掛けが海に沈む。 (3)糸が送られなくなったら、ベールを元に戻す。(4)リールのハンドルを10回くらい回す。こうして糸を巻き取るとたるみがなくなり、水深に対してちょうどいい長さに調整できる。
ポイント

糸の長さを調節するリールで、間違いやすいのがベールの使い方。(1)ベールを起こす。(2)リールから自動的に糸が送られ、仕掛けが海に沈む。(3)糸が送られなくなったら、ベールを元に戻す。(4)リールのハンドルを10回くらい回す。こうして糸を巻き取るとたるみがなくなり、水深に対してちょうどいい長さに調整できる。

釣りざおは、リールの足が中指と薬指の間にくるようにして握る。初心者は釣りざおの端を持ちがちだが、それは間違い。
ポイント

釣りざおは、リールの足が中指と薬指の間にくるようにして握る。初心者は釣りざおの端を持ちがちだが、それは間違い。

コマセ袋が空になったら、仕掛けを上げて、エサを入れ直そう。
コマセ袋が空になったら、仕掛けを上げて、エサを入れ直そう。
釣りざおを振り回したりすると、針と糸が絡んでしまうことがある。絡んでしまったら、引き上げて、針に気を付けながら丁寧にほどく。ほどけないときはあきらめて、ハサミで切って仕掛けを付け直す。
ポイント

釣りざおを振り回したりすると、針と糸が絡んでしまうことがある。絡んでしまったら、引き上げて、針に気を付けながら丁寧にほどく。ほどけないときはあきらめて、ハサミで切って仕掛けを付け直す。

今回は2時間ほどで釣りざおの先に揺れが。リールを巻き上げて、引き上げる。あまりのんびりしていると、魚が針から外れて逃げてしまうことが多い。
ポイント

今回は2時間ほどで釣りざおの先に揺れが。リールを巻き上げて、引き上げる。あまりのんびりしていると、魚が針から外れて逃げてしまうことが多い。

初めての魚、スズキの子(セイゴ)をゲット。針が尾ビレに引っかかった様子。どこかに針がかかるだけで釣れることもある。
初めての魚、スズキの子(セイゴ)をゲット。針が尾ビレに引っかかった様子。どこかに針がかかるだけで釣れることもある。
針が口元に刺さっている場合は、魚を押さえながら、針の根元を持ち、針が刺さっている方向と逆向きに力を入れると外れる。
ポイント

針が口元に刺さっている場合は、魚を押さえながら、針の根元を持ち、針が刺さっている方向と逆向きに力を入れると外れる。

4時間ほど掛けて釣れたのはセイゴ。それとウミウシ。セイゴはヒレやエラが硬く尖っているため注意する。このように取り扱いに注意しなければならない魚もいるので、ある程度予習しておこう。
ポイント

4時間ほど掛けて釣れたのはセイゴ。それとウミウシ。セイゴはヒレやエラが硬く尖っているため注意する。このように取り扱いに注意しなければならない魚もいるので、ある程度予習しておこう。

仕掛けを遠くに投げる
キャスト

遠くへ仕掛けを投げ入れる基本的な投げ方。後ろに人がいないか確認してから、リール先の右の人さし指で引っ掛けるように糸を押さえ、釣りざおを上げます。釣りざおの先が後ろにしなったら前方へ振り、頭の真上辺りにきたところで、糸から指を離します。

遠くへ仕掛けを投げ入れる基本的な投げ方。後ろに人がいないか確認してから、リール先の右の人さし指で引っ掛けるように糸を押さえ、釣りざおを上げます。釣りざおの先が後ろにしなったら前方へ振り、頭の真上辺りにきたところで、糸から指を離します。

その他、注意したいこと

  • 事前の天気予報や現場の天候に注意して、危険を感じる前にやめること
  • 釣りざおは通電するため、雷や電線に注意
  • 釣りざおを振り回して、針やオモリで周囲の人を傷つけないよう注意する
  • ヒレなどに毒をもつ魚に注意する(アイゴ、ハオコゼ、ミノカサゴ、アカエイなど)
  • 海釣り公園の係の人の指示には必ず従うこと

ルールやマナーを守って安全で楽しく

魚の繁殖保護や秩序ある漁場利用のために、法律や都道府県の漁業調整規則といったルールが定められています。
海釣りを楽しむときは、こうしたルールやマナーを守りましょう。

  • 空き缶、ビニール袋などのゴミは、決められた場所に捨てるか、持ち帰りましょう。空き缶、ビニール袋などのゴミは、決められた場所に捨てるか、持ち帰りましょう。
  • 捨てた針や糸による野鳥への被害が増えています。決められた場所に捨てるか、持ち帰って処分しましょう。捨てた針や糸による野鳥への被害が増えています。決められた場所に捨てるか、持ち帰って処分しましょう。
  • 港に置かれている漁具などには近づかないようにしましょう。港に置かれている漁具などには近づかないようにしましょう。
  • 定置網などの漁業施設付近での釣りは止めましょう。定置網などの漁業施設付近での釣りは止めましょう。
  • 小さな魚はリリースし、資源の保護に努めましょう。小さな魚はリリースし、資源の保護に努めましょう。
  • 余った釣りエサは、決められた場所に捨てるか、持ち帰って処分しましょう。余った釣りエサは、決められた場所に捨てるか、持ち帰って処分しましょう。

お問合せ先

大臣官房広報評価課広報室

代表:03-3502-8111(内線3074)
ダイヤルイン:03-3502-8449
FAX番号:03-3502-8766