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農林水産省

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aff 2019年11月号

ギネス世界記録™ 挑戦者たち vol.6

世界一重い梨

梅村和也さん/愛知県豊田市

2011年にギネス世界記録に認定された「世界一重い梨」の生産者、梅村さん。
2011年にギネス世界記録に認定された「世界一重い梨」の生産者、梅村和也さん。手にしているのは、2013年に収穫した重さ3,405グラムの愛宕梨(レプリカ)。

地域をあげてギネス世界記録に挑戦

日本一のジャンボ梨として知られる「愛宕梨」。通常は重量1キログラム前後ですが、その3倍に育てあげた名人がいます。JAあいちの豊田梨部会に所属する梅村さん。2011年11月11日、JAあいち豊田本店で行われた「第11回ジャンボ梨コンテスト」に出品した2,948グラムの愛宕梨が、“世界一重い梨”としてギネス世界記録に認定されました。その後は申請はしていないものの、2013年には自己最高の3,405グラムを達成するなど、記録を更新しています。

「ジャンボ梨コンテスト」では、ギネスワールドレコーズの公式認定員による計測が行われた。
「ジャンボ梨コンテスト」では、ギネスワールドレコーズ社の公式認定員による計測が行われた。
ギネス世界記録認定証授与式の様子。
ギネス世界記録認定証授与式の様子。

豊田梨部会では、「豊田の梨を世界へ」をコンセプトに、ジャンボ梨作りに取り組んでいます。それぞれの農家がギネス世界記録を目指し、互いに競い合っていく中で、技術がどんどん進化。11月上旬から12月上旬に収穫される豊田のジャンボ梨は、やわらかくてシャリシャリ感があると評判。クリスマスやお歳暮のギフトとして人気を集めています。

肥料や水の管理を徹底

梅村さんによると、大きく育てるために大切なのは「肥料・水・DNA」の3つ。ひとつの実に多くの栄養を行き渡らせるために、木1本あたりの収穫量を約3分の1に減らした上で、肥料の量と回数を増やしています。水やりは7日から10日に1回と、通常の2倍のペース。地下100メートルから汲み上げた井戸水を使い、粒子を細かくする機械を通すことで、吸収力を高めています。

農薬の量を抑えるため、梨をひとつひとつ新聞紙で包んでいる。
農薬の量を抑えるため、梨をひとつひとつ新聞紙で包んでいる。梅村さんの果樹園では愛宕、幸水、あきづき、新高の4種類の梨に加え、桃も栽培。

日々の管理にさまざまな工夫を凝らしていますが、「結局、いちばん重要なのは木がもともと持っている性質なんです。毎年大きな実をつける木は同じですから」と梅村さん。特に優秀な木は接木をして近所の農家に分けるなど、地域全体でジャンボ梨作りに取り組んでいます。

目標は6回目の「3キログラム超え」

20歳で家業を継ぎ、この道ひと筋40年の梅村さん。「この仕事をやっていて楽しいのは、はっきりと目に見える形で結果が出ること。大きい梨ができたときの満足感が、何よりの励みになっています」と目を輝かせます。

2019年の「ジャンボ梨コンテスト」に出品を予定しているのがこちらの梨。
2019年の「ジャンボ梨コンテスト」に出品を予定しているのがこちらの梨。ここから収穫まで、まだまだ大きく成長するという。

ジャンボ梨コンテストでは過去に7連覇を達成していますが、ここ3年は王座を譲っています。「40年間の歴史で、3キログラムを超えたのは5個だけ。もう一度3キログラム超えの愛宕梨を作って、ぜひ優勝したいですね」。キャリアを重ね、梨作りへの情熱はますます高まっています。今年の結果も注目です。

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