プレスリリース
令和7年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量の検証について
令和7年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量は、引き続き、据え置きます |
農林水産省は、令和7年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量について、引き続き、WTOにおいて輸入機会の提供を約束している最低数量にとどめ、品目別内訳を据え置くこととします。
1.バター及び脱脂粉乳等の国家貿易による輸入枠数量
バターや脱脂粉乳等の輸入は、国内需給に影響を与えないよう、独立行政法人農畜産業振興機構を通じた国家貿易が基本となります。その輸入枠については、毎年1月に翌年度全体の枠数量を示し、5月と9月を基本に増減の必要性を検証します。
2.直近の需給状況
本年夏前の時点で、業界及び関係者は、乳価改定に伴うバター価格の値上げによる影響を鑑み、令和7年度のバター出回り量は令和6年度実績を下回ること、また、令和7年度の生乳生産量は令和6年度実績に近づくこと、これらにより令和7年度末のバター在庫量は令和6年度末よりも増える傾向にあると見通していました。
そして、この見通しは、8月迄の猛暑を経た後でも、特段変わっていない状況です。
3.輸入枠数量の検証
現時点では、夏前と同様、本年12月の最需要期迄に小売りでの欠品に迄至るおそれ又はバター全体が過剰となる、このいずれについても、積極的に評価する状況にはないことから、令和7年度の輸入枠数量は、引き続き、WTOにおいて輸入機会の提供を約束している最低数量(カレントアクセス:生乳換算で13.7万トン)にとどめ、品目別内訳を据え置くこととします。
4.入札スケジュール
独立行政法人農畜産業振興機構は、設定した輸入枠数量を分けて、基本的にバターは毎月、脱脂粉乳は需給状況に応じて輸入入札を実施します。
5.参考
令和7年6月20日付けプレスリリース「令和7年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量の検証について」
https://www.maff.go.jp/j/press/chikusan/c_gyunyu/250620_1.html
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