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農林水産省

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プレスリリース

J-クレジット制度において農業分野の方法論に基づく排出削減量がクレジットとして認証されました!

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令和6年1月26日
農林水産省

農林水産省は、みどりの食料システム戦略に基づき、J-クレジット制度を活用した温室効果ガスの排出削減を推進しています。
本日、第58回J-クレジット制度認証委員会において、「水稲栽培における中干し期間の延長」・「家畜排せつ物管理方法の変更」の方法論に基づくクレジットが認証を受けました。これらは、同方法論を用いて創出された我が国初めてのクレジットとなります。併せて、「バイオ炭の農地施用」の方法論に基づくクレジットも認証を受けました。

また、「水稲栽培における中干し期間の延長」(2件)・「バイオ炭の農地施用」(2件)の方法論に取り組む新たなプロジェクトの登録が承認されました。これらは今後、所定の手続きを経てプロジェクト登録されます。

1.今回クレジット認証されたプロジェクト

【水稲栽培における中干し期間の延長(プログラム型)】
(ア)運営・管理者:Green Carbon株式会社(カーボンクレジットコンサルティング)
プロジェクトの名称:水田の中干し期間の延長によるメタンガスの削減プロジェクト
団体、組織、委員会名等:稲作コンソーシアム

対象地域:全国
クレジット認証量:6,220t-CO2

(イ)運営・管理者:株式会社フェイガー(カーボンクレジットデベロッパー)
プロジェクトの名称:水稲栽培における中干し期間の延長プロジェクト
団体、組織、委員会名等:フェイガー脱炭素農業協会

対象地域:全国
クレジット認証量:5,955t-CO2

(ウ)運営・管理者:NTTコミュニケーションズ株式会社(電気通信事業)
プロジェクトの名称:水田の中干し期間の延長によるメタンガスの削減プロジェクト
団体、組織、委員会名等:Green Natural Credit

対象地域:全国
クレジット認証量:114t-CO2

【バイオ炭の農地施用(プログラム型)】
(エ)運営・管理者:一般社団法人日本クルベジ協会(農産物販売業)
プロジェクトの名称:バイオ炭の農地施用によるCO2削減活動
団体、組織、委員会名等:炭貯クラブ
対象地域:全国
クレジット認証量:737t-CO2

【家畜排せつ物管理方法の変更(通常型)】
(オ)プロジェクトの名称:株式会社ファームノートデーリィプラットフォームでの敷料再生によるCO2排出量削減プロジェクト
プロジェクト実施者:株式会社ファームノートデーリィプラットフォーム(酪農)
対象地域:北海道標津郡中標津町
クレジット認証量:149t-CO2

2.今回登録が承認されたプロジェクト

今回の登録により、J-クレジット制度のプロジェクト登録件数のうち、農業者が取り組むものは21件から25件に、このうち農業分野の方法論に基づくものは11件から15件に増加します。

【水稲栽培における中干し期間の延長(プログラム型)】
(ア)運営・管理者:株式会社バイウィル(脱炭素コンサルティング)
プログラムの名称:水稲栽培における中干し期間の延長によるCH4排出量削減プロジェクト
団体、組織、委員会名等:おこめラボ
対象地域:全国

(イ)運営・管理者:伊藤忠食糧株式会社(食品原料商社)
プログラムの名称:水稲栽培における中干し期間延長によるCH4削減プロジェクト
団体、組織、委員会名等:伊藤忠食糧株式会社カーボンクレジットプロジェクト
対象地域:全国

【バイオ炭の農地施用(プログラム型)】
(ウ)運営・管理者:株式会社未来創造部(シンクタンク系コンサルティング)
プログラムの名称:バイオ炭の農地施用によるCO2削減事業

団体、組織、委員会名等:未来炭ネットワーク
対象地域:全国

(エ)運営・管理者:NTTコミュニケーションズ株式会社(電気通信事業)
プログラムの名称:バイオ炭の農地施用によるCO2削減事業
団体、組織、委員会名等:Green Natural Credit
対象地域:全国

参考

方法論一覧
農林水産分野のJ-クレジット制度

(参考動画)Jクレやってみた!(外部リンク)
Jクレやってみた!
Jクレやってみたパート2

お問合せ先

大臣官房みどりの食料システム戦略グループ地球環境対策室

担当者:大津山、但田、高津
代表:03-3502-8111(内線3289)
ダイヤルイン:03-6744-2473